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岡村善裕

食品衛生管理のプロ

岡村善裕(おかむらよしひろ)

中小企業診断士

コラム

傾聴:「受け止める」と「受け入れる」

マネジメント

2018年6月4日 / 2018年8月13日更新

 食品業界では、人手不足の状況です。特に賃上げや機械化が容易でない小規模事業者は、従業員の定着率の向上が重要になります。そのためには、従業員とのコミュニケーションにより、彼らの意見を聴くこと(傾聴)が大切です。

 ところで、自己主張の強人は、相手の意見に耳を傾けずに、強固に自分の意見を押し付けることが多いと思います。また、そうでない人でも、自分の意見と違うと、その意見に耳を傾けなくなることがあります。

 傾聴において、相手と信頼関係を築くためには、単に聞くのではなく、うなずき・あいづちを行いながら、相手の考えを無条件に「受け止める」ことが大切です。「受け止める」ことで、相手が安心して話ができるようになります。聞き手は、相手の考えを否定するのではなくは、相手と自分の考えの違いを理解することが必要です。時には、その違いが自分の感情を刺激して、怒りや苛立ちを感じることもあると思います。しかし、その自分の感情も「受け止める」ことが大切です。なお、その違いを相手の個性としてポジティブに捉え、自分との違いや相手の悪いところのみを見るのでははく、相手の良いところも見つけることで、その違いを個性として捉えやすくなり、相手の考えを「受け止める」ことが出来やすくなります。

 相手の考えを「受け止める」ことの後に、自分の考えと相手の考えが同じである、または、相手の意見に同意できる場合に、相手の考えを「受け入れる」ことになります。しかし、自分の考えと相手の考えが異なれば、上司からの命令等でない限り「受け入れる」必要はありません。しっかりと、自分の考えを持っていることが大切です。そして、必要に応じて、自分と相手の妥協点を模索することになります。

 お互いが「受け止める」と「受け入れる」を理解していれば、建設的な議論ができ、win - win の関係を築きやすくなります。

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