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岡村善裕

食品衛生管理のプロ

岡村善裕(おかむらよしひろ)

中小企業診断士

コラム

残業は褒めて減らす

マネジメント

2018年3月5日 / 2018年8月13日更新

 働き方改革を始め、残業をなくす動きが活発なっています。
 その反面、「仕事減らないのに残業は無くならない」や「時短ハラスメント」など問題は沢山あります。
 残業を減らすためには、3つのポイントがあります。

ポイント1 仕事は減らない

「仕事減らないのに残業は無くならない」に対して、仕事が減ることはないでしょう。人員増で一人当たりの仕事量を減られられる会社は皆無と考えます。また、その人の期待や成長を考える時、割り当てられる仕事は、現時点のその人の処理量より少し多めになるものです。それをクリアーするごとに仕事量は増えます。成長する限り、仕事の量や質は大きく成ります。目標を持って、残業を減らす活動をする場合、前提条件として、部下に対して、逃げずに部下への成長への期待を説明する必要があります。

ポイント2 組織風土を変える

 一般的に、「残業してる人ほど仕事ができる人」「多くの人が残業しているので定時で帰りにくい」に対して、まずは、管理職が積極的に時間外労働をせずに定時に帰ることです。組織風土は上司によって作られます。たまに、人件費の節減を目的に残業を減らす場合、一般従業員を早く帰し、残業代がつかない管理職に負荷をかけるところがあります。如何にして、定時で仕事を終わらせるかを管理職・一般職が意識するかが健全な働き方になります。

ポイント3 褒める

 時間外労働の減少を見える化させることです。まずは、部下がどのようにして残業を減らす努力をしているか、月次報告などで報告させて、残業時間が減ったことではなく、残業を減らすための活動を褒めることです。そして、一人一人の活動を他の部員にも公開し、一人一人が残業を減らすことに対しての意識付けをすることです。その上で、実際に残業が減っている部員を褒めることです。そうすれば、「時短ハラスメント」などに発展することはないと考えます。

 残業を減らすことを、上司が部下に対して一方的に押し付けるのではなく、お互いが理解しながら、まずは、管理職が実践し、早く帰れる環境を構築し、部下の残業を減らすための活動を褒めることが大切です。そして、管理職は、業務量が増える中、残業を減らしてる部下に感謝する気持ちを持つことが大切です。

 食品関連企業では、繁閑期があるところが多いと思います。繁盛期は必然的に残業は増えます。しかし、それに甘えて、闇雲に残業を行えば、従業員の健康を害するためでなく、残業代が会社の利益に影響します。また、閑散期も繁盛期での残業癖が抜けない場合もあります。私の経験上、成果を出した人をを褒めるだけでも残業は大きく減ります。そこで、残業を減らす組織風土を作るために、残業を減らした人や減らした工夫や努力をした人を褒めて見てはいかがでしょうか?

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