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本田奈津子

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コラム

「リトリート」の意味をご存知ですか?

知っておきたい「リトリート」の意味


「リトリート」という言葉をご存知でしょうか。

最近耳にすることの多くなってきた「リトリート」ですが、いざ意味を聞かれても、「はっきり説明ができない」という方がほとんどかと思います。

それもそのはずで、「リトリート」という言葉がビジネスやセルフマネジメントの世界で使われるようになった歴史はまだ浅く、またはっきりとした決まりが無いままに様々な扱われ方をしているため、一般の方には分かりにくくなっているというのが現状です。

リトリートとは元々、「隠居・避難」「隠れ家・避難所」の意味を持つ言葉です。またデジタル大辞泉によると、リトリートとは「仕事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係にひたる場所などを指す」とのこと。

つまり、リトリートはあくまで「非日常に身を移す」というアクションを示す言葉なのです。

自分にとっての「非日常」はどこ?


近年になり認知が進み始めたリトリートですが、その方法や場所に明確な定義が無いため、リトリートは様々な方法で行われています。

たとえば、ビーチリゾートに滞在して行う「ヨガリトリート」。高原のペンションに泊まって行う「森林浴リトリート」。自分の日常から離れた環境に行くというアクションを取っているため、どちらもリトリートです。

またリトリートというと「自然の中」がイメージされますが、必ずしも自然環境が必須なわけではありません。たとえば里山で農業をしている人にとっては、都会のラグジュアリーなカフェに行くこともリトリートと言えるのです。



しかし、本当に行くだけでは何も起こりませんから、目的に応じた何かしらのプログラムがセットされます。
それにより「ヨガリトリート」「森林浴リトリート」などが成立するのです。

つまりそこで何をするか、どのようなプログラムをセットするのか…によって、リトリートの実施効果は変化する、というわけです。

現代にこそ求められる「リトリート」


最近では、ビジネスマンが自らを内省する機会を得るため、また忙しない日常から離れて自分だけの時間を過ごすためにリトリートが選択されることが増えてきました。

一昔前までは、「非日常に行く」場合には温泉旅行や観光ツアーなどが使われていました。しかしそれは「会社と家庭」がはっきり二分していた時代の、かつ旅先の施設で「サービスが受けられる」ということが非日常感をアップさせる最大のポイントでもあったという、21世紀にはやや古臭い価値観内での選択です。

時代は変化しています。メールやSNSの登場により、良くも悪くも仕事とプライベートの垣根が低くなり、また求められる「非日常」のスタイルも大きく変わっています。

情報に追われている日常から少し離れて、これからのことをじっくり考えたい
自分と向き合って、頭の中で分散している考えをまとめたい
ストレスフルな環境から離れ、一度自分をリセットしたい

そう思うビジネスパーソンが、増えてきています。

ビジネスパーソンの学び方は急速に変化する


またかつては、働き方・社会的スキルは所属する会社に「研修」という形で教わっていました。しかし、終身雇用というシステムが崩れかけている今、お仕着せの研修では得られるものは少なくなっています。

これからは、企業における学びも、もっと「個」に沿ったものであったり、少人数のチームに活力を与えられるものであることが求められます。



だからこそ、これからのビジネスパーソンの「学び方」は急速に変化していくことが想像されます。

それは、単にスキルを獲得したり、知識を得るようなインプット型の学びではなく、「より社会とうまく協働できるように自分をチューンナップする方法」を身に付けるためのものにシフトチェンジします。

そうなったとき、リトリートが役に立ち始めます。

生活にまとわりつくジャンクな情報をいったん遮断し、非日常の環境に身を移して、そのとき自分が必要とする「何らかのプログラム」を利用して、自分の心身をメンテナンスできること。
それができてはじめて、リトリートが人生に役立つものとして成立します。

ただ単にリゾート地に行くことや、時間に縛られたメニューをこなすだけでは、レクリエーションとしての「旅行」の枠から出ることができないのです。

もしあなたがリトリートに興味を持っているのなら、日常から離れた場所で、どのような「状態」になりたいのかをじっくり考えてから実行することをおすすめします。

株式会社Flucleの「リトリート×仕事」ブログはこちら
「リトリート×仕事」ブログ
本田が実際に日本のいろいろな場所に出かけ、リトリートの効果や課題点をセキララに紐解いています。

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