経営者に寄り添った伴走型コンサルティングを実施（1/3）

経営者に寄り添った伴走型コンサルティングを実施

　リクルートで広告ディレクターとして5年、音楽・イベント制作会社で15年働き、42歳で独立。2007年に「株式会社アイズ」を設立した石川靖之さん。

　石川さんは、独立までの20年で身につけたことが3つあるといいます。一つ目は、難度の高い依頼であっても、お客様が求めるレベルを達成する「品質力」二つ目は、タイトなスケジュールでも約束した納期を守る「納品力」もう一つは、これらを実現する「幅広い知識とネットワーク」これらを身につけて独立したため、独立直後から、さまざまな仕事の依頼があり、業務内容も広告宣伝分野での企画制作から大きく変わってきたそうです。

　なぜマーケティングコンサルタントになったのかとお聞きすると、「アイズは大手企業と違い、私自身がプランナー兼ディレクターとして、企画から調査、制作ディレクション、イベント運営まで、通常なら分業される業務をワンストップで行えるのが強みです。ただ、すべて自分一人で行っていると、365日フルに働いても限界があります。強みをもっと社会に生かせる仕事は何かと考えた結果、自分自身ですべての業務を行うのではなく、お客さまが自ら考え実行するお手伝いをするのが最適だと考えました」

「通常、コンサルタントは企業の戦略立案を担当することが一般的ですが、私の場合、制作までワンストップでしてきた経験を活かし、様々な面で経営者の立場になって悩みに寄り添う伴走型です」と石川さん。一方的にノウハウなどを伝えるコンサルテーションの先生ではなく、「お客さまと一緒に考えていきましょう！」というスタンスだといいます。

　また、2021年から、マーケティング領域だけではなく多くの中小企業が課題としているデジタル化や経営課題全般にも領域を拡大するため、ネット集客の専門家と、企業再生を手掛けてきた経営コンサルタントの3人でチームを組み、リモートでコンサルティングサービス「もんじゅのリモコン」を開始。中小企業が受給できる助成金がわずか1分でわかるオンライン無料診断も始めました。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】きっかけは自身のうつ病経験

次のページへ