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大竹光明

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大竹光明(おおたけみつあき)

社会保険労務士法人大竹事務所

コラム

「合併症なら傷病手当金が1年半を超えてももらえる?」

社会保険

2014年4月9日 / 2014年5月23日更新

会社を在職中に病気やケガで休まれると、健康保険で「傷病手当金」というものが出ます。いわゆる「休業補償」です。

これはもらい始めてから最長1年半の間もらえます。お給料のだいたい2/3くらいです。


ここで、たとえば「糖尿病」の例で考えてみます。

糖尿病になりますと、色々な合併症が起こることが一般的に言われます。

白内障、動脈硬化症、脳梗塞などなど。


Aさんは「糖尿病」でしばらく入院をし、会社へ復帰しました。

退院してからは、月に数回通院し治療を継続していました。

ある日、頭痛がヒドイので病院へ行くと「脳梗塞」だと診断されてしまいました。

それで会社を休業して、またしばらく入院をしました。


こんなケースで、初めの「糖尿病」で「傷病手当金」を受けてから1年半経過後に「脳梗塞」。

その「脳梗塞」で「傷病手当金」が受けられますか?というのが、今回のテーマです。


「傷病手当金」は、因果関係のある病気であれば、病名が異なっていても同じ病気として扱われます。

つまりは、初めの病気での「傷病手当金」から1年半で終了してしまいます。

合併症として因果関係が明白であればそうなりますが、医師の診断でも不明確な場合には、別の病気として、改めて1からカウントされることとなります。

通常は、上記例の場合でも明確に「原因は糖尿病にあり」なんて診断を下すお医者さんは少ない様に見受けられます。

保険者の判断でも、先ずは「傷病手当金支給申請書」に記載されている医師の証明を重視します。

反対に、上記「脳梗塞」での休業が3日程度であって、「糖尿病」での休業から1年程の場合であれば、お医者さんに「糖尿病から動脈硬化症を併発し、脳梗塞を発症した」の様に証明を頂けると、前の傷病手当金から引き続き受給が出来る様になります。

これは、『別の病気』となると「待機期間3日間」が必要となり、この様に僅かの休業であれば「傷病手当金」が支給されません。

だから、『同じ病気』と判断される方が有利となるのです。


ケースごとでまちまちですが、「支給申請書」の書き方一つで大きく変わってしまうものです。

どうぞご注意頂けますよう、宜しくお願い致します。



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大竹社会保険労務士事務所 http://www.e-jinji.jp/



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