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大竹光明

人事労務コンサルティングのプロ

大竹光明(おおたけみつあき)

社会保険労務士法人大竹事務所

コラム

【退職後にも傷病手当金はもらえる?】

社会保険

2013年12月4日 / 2014年5月23日更新

よく、「退職後も傷病手当金ってもらえるの?」というお問い合わせをいただきます。それも、傷病手当金をもらう従業員さんからではなく、社長や経営者の方からです。会社にとって大切な従業員でも、病気などで長期療養せざるを得ない状況になったとき、やはり会社としては「退職」という選択肢が浮かびます。そのとき、公的な所得補償があれば、会社も従業員もとりあえずは安心できるのかなと思います。

傷病手当金とは、健康保険の被保険者が
「①業務外の病気やケガで、②療養のために仕事につけずに、③3日間連続して仕事を休んだ後さらに1日以上休んだ」とき、休業4日目から支給される制度です。休業4日目以降は、休業のために給与が支給されなければ傷病手当金が支給され、会社から給与が出れば傷病手当金は支給停止になります。
支給期間は、支給開始から1年6ヵ月もしくはその傷病が治るまでのいずれか短い期間です。

さて、冒頭の質問の答えは、傷病手当金には継続給付制度があり、退職後でも「一定の要件を満たせばもらえる」のです。
その要件とは、
①退職日までに1年以上継続して被保険者であること。
②退職日の前日までに3日間連続して休業し、退職日も休業していること。
つまり、退職日に「傷病手当金を受ける資格がある状態」になっていれば、退職後も継続して受けられますよ、ということです。
ここで大事なのは、「退職日に休業している」ことです。
これは、実際に退職日にその傷病の治療のために仕事に就けない(休んでいる)ことが退職後の継続給付を受ける要件になっているからです。
なので、病気で傷病手当金を受けて療養している人が、仕事の引き継ぎ等で最終日(退職日)だけ出勤してしまった場合など、退職後の傷病手当金を受けることができなくなるケースがあります。

長期療養で退職する場合、傷病手当金が退職後ももらえるのとそうでないのでは、退職する方の生活を左右することもあります。
ぜひ、覚えておいてくださいね。

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大竹社会保険労務士事務所 http://www.e-jinji.jp/


 ようこ

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