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大竹光明

人事労務コンサルティングのプロ

大竹光明(おおたけみつあき)

社会保険労務士法人大竹事務所

コラム

「採用してすぐに『こいつアカンわ』と思ったら・・・。」~その①~

解雇・懲戒

2013年12月5日 / 2014年5月23日更新

昨今、『ブラック企業』という言葉が世間を飛び交っています。
労働行政も取り締まりを今後より強化していく様です。

タイトルも少し過激だったかもしれませんが、その様な動きに対して私は批判的に考えています。

と言いますのも、「労働者<企業」という力関係の図式を引きずったまま、それを傘に『ブラック社員』が暗躍している事を、あまり多くは報道されていないからなのです。

本当に「労働者<企業」なのでしょうか?
私が現場で見ていますのは、全くそうではありません。
むしろその逆です。


一つの例を見てみます。
入社して10日。全く協調性が見られず、先輩社員にもたてつくばかり。
さて、想像してください。
こんな社員がご自身が経営する会社にいたら、「やめてもらいたい」と思いませんか?

確かに、様々な状況が想像されます。
彼にとっては何かがあったからそうなった、などと背景もあるかもしれません。
こういった状況だけでは解雇なんてできないかもしれません。
しかし、中小零細企業ではこんな事、山ほどあります。

「申し訳ないけど、ウチでは無理やわ。やめてくれへんか。」
と社長が言ったら、
「(よし!)それは解雇という事ですね。不当解雇として訴えます。」
と返される事があるかもしれません。

なぜ、「(よし!)」なのでしょうか。
それは、会社から「解雇」と言われたら「働かなくともお金がもらえる」からなのです。
事実、そういった事を繰り返して、数年も働いていないという強者もいるくらいです。

これは、極端な話だと思われるかもしれません。
けれど、実際に私自身が数件確認している事案なのです。
少なからず、世の中で起こっている現象なのです。


こんな情勢なので会社は疑心暗鬼になり、ガチガチに規則を強化したり、色々な誓約書や契約書などでしばってしまったり。
その結果、せっかくの素晴らしい人材をダメにしているケースもあります。


「『解雇』は労働者にとって死刑宣告に等しい」
生活の糧を奪われるので、よっぽどの事が無いと「解雇」なんてダメだと思います。
決して「解雇」を簡単に容認しているものでもありません。

しかし、その有利さを悪用している輩が暗躍している事に腹立たしい思いでいっぱいなのです。


本当に「解雇」というのが難しくなっています。

真面目に経営している会社はたまったものではありません。


憤りのあまり本題からそれてしまいました。。。
次回は、見落としがちな「解雇」に関する法律上の取り扱いについてを書いていきます。




おおたけ

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