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大竹光明

人事労務コンサルティングのプロ

大竹光明(おおたけみつあき)

社会保険労務士法人大竹事務所

コラム

「これって労災になるの? ~通勤途中の女性がお化粧中にケガ!~」

労災保険

2013年7月11日 / 2014年5月23日更新

朝の電車でたまに見かけます。
揺れる座席に腰かけたまま、きれいにお化粧をされている女性。
本当にきちんと出来るものなんですね。

そんな光景にも少しは慣れてきた感はあります。
「外で化粧をするなんてハシタナイ!」「人に見られることが恥ずかしい!」など、モチロンそれ自体の是非はあります。

一般的にはそんな見方なのでしょうが、私たち労災保険を専門に取り扱うものからすると「マスカラで目ぇ突いたら労災になるんやろか?」との疑念が湧いて参ります。
職業病です(笑)


『通勤途上の電車内で化粧をしていたところ、急に電車が揺れて化粧道具で目を突いてしまい負傷してしまった。』
さて、皆様はどう思いますか?
この状況で労災申請をして、労災として認められるとお考えになりますか?


答えは、『労災(通勤災害)になる』なのです。

基本的には、通勤災害は「通常の経路や手段」で「住居と就業の場所との間の往復」をしている間に起こった事故は労災(通勤災害)として認定されます。

今回のケースでは、「通勤に通常伴う危険が具体化した」ことで労災認定が成されると考えられます。

「通常の経路や手段」で「住居と就業の場所との間の往復」であっても、例えば「電車のつり革にぶら下がる『体操』の演技中に脱臼をした」であれば、恐らく労災認定は成されないかと考えます。
この場合には、「通勤に通常伴う危険が具体化した」とは言えないからです。
(労基署へ申請したら、「あほちゃうか」と言われて恥ずかしい思いをしますのでご注意ください。)

労災認定にも、それが「現代社会」において「一般的な行為」か否かが判断材料となり得るということです。

皆様も、判断に迷われたケースでは、上記を思い出してください(^_^)/

【ご注意】今回記載の他にも条件は様々ありますので、記載の内容と同様の状況であっても、労災に認定されない場合もあり得ます。
詳しくは、社労士や労働基準監督署などにお尋ね下さい!


                                           

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