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大竹光明

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大竹光明(おおたけみつあき)

社会保険労務士法人大竹事務所

コラム

従業員が「てんかん」を発症したら?

就業規則

2012年10月2日 / 2014年5月23日更新

従業員が「てんかん」を発症したら?

みなさま、ご無沙汰をしております。今回は『配送ドライバーである従業員が「てんかん」を発症した場合解雇ができるのか?』について、お話したいと思います。

これには2つの場合が考えられます。
①医師が「厳格に体調をコントロールすれば、車両の運転自体は可能」と診断して、他の業務に配置転換が可能な場合
⇒本人からの承諾を得て配置転換をする。解雇が出来る可能性は低い。

②医師による上記の様な診断はなく、配置転換可能な業務がない場合
⇒解雇が認められる可能性がある。

以上の可能性について詳しくご説明します。
まず①について
採用時に職種をドライバーに限定していた場合、配置転換するには本人の同意が必要になります。しかし職種を限定していても配置転換が認められた判例もあります。その認められた事情の一部が以下の通りです。採用時の経緯がどんなものであったのか、会社として職種変更をする必要性がどれだけあったのか、それに代わる措置が行われたのか等々、です。

次に②について
そのままドライバーとして業務を行うことは、本人はもちろん会社としも非常に高いリスクを負うものと考えます。そして、そのまま継続して雇用することが難しいことから、「解雇の合理性」が認められる可能性が高いと考えられます。

さらに②についてのご注意
だからと言って、簡単に解雇が出来るというわけではないのです。そのために会社が出来る事として、就業規則や労働契約書にドライバー職の従業員がてんかんを発症した場合、
「配置転換をすることがある」ということや、「解雇をすることもある」旨を明記しておくことも一つの手段です。そうすることによって、実際にこういうことがあった場合の対応がしやすくなることもあるもしれません。

ふと、京都で起こった事件を思い出し、こういった内容を取り上げることにしました。どうぞご参考に下さい^^

                                                                             
                                                                              おぎ

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