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  1. [中学1年生・2年生の英語]定期テストの答案が返却されたら親は何に注目するべきか?
西雄一

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西雄一(にしゆういち) / キャリアコンサルタント

合同会社WTE

コラム

[中学1年生・2年生の英語]定期テストの答案が返却されたら親は何に注目するべきか?

2019年5月24日 公開 / 2020年2月4日更新

テーマ:英語指導

コラムカテゴリ:ビジネス


いつもコラムを読んでいただきまして、ありがとうございます。
キャリアコンサルタントになる前は、ずっと学習塾で英語を指導しておりました(現在も、大学や高校での英語指導に関わっておりますが)。今も近所の方のご依頼でちょくちょく英語の指導をさせていただいております。

ところで、そろそろ中間テストが終わったころではないでしょうか。
そして週明けにはテストの返却、ですね。

ところで、お子様のテストの答案用紙を「じっくりと」見たことがありますか。
まさか、「点数」だけで判断してはいませんか?

 「なんや、この点数!ほんまに勉強したんか!」
 「平均点より、めっちゃ低いやん、あんた、大丈夫なん?」

こんな「答案分析」をすると、お子様の成長の機会を奪うことになりかねません。
お子様がさらに学力が伸びる「答案分析」(答案のどこを見て、どうやる気にさせるか)を詳しく見ていきます。*答案を「細分化する」ことは部下育成、組織改善にもつながります。

1. 「すぐに改善できるミス」と「すぐに改善できないミス」

ミスには「すぐに改善できるミス」と「すぐに改善できないミス」の2種類があります。

(1) すぐに改善できるミス①~符号、文字~
中1にありがちなのが「ピリオド、コンマ、アポストロフィの抜け」「大文字・小文字の間違い」です。これは「慣れ」なので、時が経つにつれ自然に解決します。

(2) すぐに改善できるミス②~問題文の解釈ミス~
全学年でありがちなのが、問題文の読み間違いです。「記号で答えなさい」と指示されているのに記号で答えていない、などです。また、「1語で答えなさい」「語句で答えなさい」「文で答えなさい」という「1語・語句・文」の違いが理解できていないため答案ミスをする生徒もいます。さらに、「私たちは幸せです。(  )happy.」で空欄にあてはまる語句を答える場合に、We areと答えてしまう生徒もいます。本来の答えはWe'reです。空欄が1つなのに、答えを2語にしてしまうミスです。これらも、質問者の意図さえ分かればすぐにできるようになります。

(3) すぐに改善できるミス③~教科書本文の点数が取れていない~
意外によくあるのが、「教科書本文に関する問題」で点数が取れていないパターンです。文法問題はよくできているのに、教科書本文に関する問題では点数を落としている生徒が多いです。これは勉強のバランスの問題です。本文を後回しにしているからです。次からは本文も重点的にやるようにアドバイスをしてあげてください。ちなみに私はテストが近づいてくると本文の暗唱テストを実施します(大学生にも暗唱はしょっちゅうやります。暗唱することでロジカルな会話ができるようになるからです)。また、テストに関係なく、普段から「音読」を徹底的にすることが重要です。リスニングができるようになるには「正確な音読」が必要です。

(4) すぐには改善できないミス~根本的に分かっていないシグナル~
〈中1編〉
A) 疑問文の作り方がおかしい
 He is a student.に対する疑問文はIs he a student?です。これはできる生徒が多いです。しかし、He plays tennis.となると、Is he play tennis?やDo he play tennis?などとする生徒が増えます。これは「危険なサイン」です。be動詞と一般動詞の疑問文・否定文の作り方が理解できていない証拠です。

B) 進行形の作り方がおかしい
 She studies English.を現在進行形の文にすると、She is studying English.です。ところが、She studying English.やShe is studies English.などという誤答をよく見ます。また、Is she studying English?とするところをDoes she studying English?とする誤答も多いです。これも見逃してはいけない危険なサインです。

C) 疑問詞の区別がつかない
 whatは知っていても、when, where, whose, how, how manyの区別がつかない状態を放っておいてはいけません。特に、How many do you have ・・・?と書く生徒が多いです。

D) 似ている単語の読み方、意味が区別できない
 [they, their, them, theirs]、[they, these, those]の読み方、訳し方がごっちゃになっている生徒がいます。theseやthoseは代名詞だけでなく形容詞の用法もあります。「これらは私の本です」と「これらの本は私のものです」の区別がついていない場合は、早期の修正をしてあげてください。

〈中2編〉
E) 似ている単語の読み方、意味が区別できない
先ほどのD)に対して、中2からはthereが加わります。they, these, those, thereの区別、tell,
talkの区別(特に過去形のtold, talkedは混同する生徒が多いです)、study, studies, studied, studyingの区別、makeの過去形をmakedとしてしまう、say, says, saidが「書けない」「発音できない」・・・などの症状が出てきたら、しっかりと確認作業を行ってください。

F) 過去形かどうかが判断できない
英文が過去形かどうかの判断ができないため、Didを使うべきところをDoやDoesを使う生徒がいます。文末まで読んで判断する癖を養う必要があります。ハイレベルな問題だと現在形・過去形が同じ、read, put, cutが出題されて、時制の判断ができない生徒がいます。

G) 「前置詞」って何?
この発言が出てきたら、要注意です。中1の時から意識して「前置詞」のイメージがついていればいいのですが、そうでなければ前置詞の種類やイメージを早期に持たせる必要があります。

H) そもそも英文が発音できない
長文対策に備えて普段から音読をしていれば良いのですが、音読をほとんどしないまま時間がすぎると、英文が全く発音できないまま中3を迎えることになります。早い段階から音読をきっちりとさせてあげてください。

I)一般動詞doでつまずく
このI)は相当ハイレベルな「間違い」ですし、出題頻度も高くないのですが、私の経験上、誤答が多かったパターンなのでここに書いておきます。例えば、He did his homework yesterday.という文を疑問文にするとDid he do his homework yesterday?ですが、Did he his homework yesterday?という答えを書く生徒います。一般動詞のdoと助動詞のdo(中学生では助動詞のdo、とは教えることは少ないと思いますが)の区別がついていないために起こる現象です。

2. 答案分析をすることで子供のやる気が湧きます

何気ない一言が子供を傷つけたり、やる気を失わせたりします。点数だけで判断するのではなく、どうすれば「改善」するのかを子供と話し合うことが重要です。そして次に向けた「具体的な行動計画」を立て、「実行」し、途中で「分析・修正」をすることで子供も親も成長できます。

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●合同会社WTE(代表)西 雄一
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