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コラム
タワーマンション管理組合の認証制度(神戸市)
2019年5月14日
今年の初めに、「神戸市がタワーマンション建設の規制」というコラムを紹介しましたが、
そのコラムの中で、「タワーマンションのあり方に関する研究会」(座長は弁護士で明治学院大学客員教授の戎正晴氏)の最終報告書が久元神戸市長に渡され、神戸市がこの報告書をもとに、超高層マンションの管理組合に対する認証制度を2020年度にも導入する方向で検討が始められたことをお伝えしました。
この認証制度は、高さ60m以上のタワーマンションに導入する予定で、新築だけでなく既存のタワーマンションも対象となり、現在、対象となる既存マンションは神戸市内で約70棟があるようです。
この認証を受けるためには、審査組織による書類審査や面談があり、管理規約の内容や修繕積立金の残高がチェックされます。特に修繕積立金には厳しいチェックが入りそうで、修繕積立金が不足した場合の対策が講じられているかも見るようです。修繕積立金不足でタワーマンションが管理不全となり、周辺地域の安全面や景観に悪影響を及ぼさないように監視するのが目的で、神戸市での過度なマンション開発を抑制する狙いもあるとのことです。
認証されたマンションはホームページで「優良マンション」として公表されますが、その後、数年ごとに管理状況が確認されて、もし管理不十分と判断された場合には、認証が取り消されます。詳しくは、本日の日本経済新聞の記事(電子版は有料)をご覧下さい。
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