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小堀將三

充実したマンションライフを支えるマンション管理士

小堀將三(こぼりしょうぞう) / マンション管理士

マンション管理士事務所JU

コラム

大阪市の耐震診断義務化分譲マンションの未報告は5件

2019年4月20日

テーマ:管理組合

コラムカテゴリ:住宅・建物

  耐震改修促進法に基づき、大阪市は耐震診断結果が未報告の建築物14件に報告命令を行いました。報告対象の建築物は149件、うち分譲マンションは34件(推定)で、未報告の分譲マンションは5件あったとのことです。大阪市防災・耐震化計画グループがまとめた分譲マンションの耐震診断実施の結果ですが、震度6強~7程度の大規模地震での耐震性に対する評価3段階と未報告の4区分に分けて以下のとおり公表しています。
 ちなみに、耐震性に対する評価Ⅰは倒壊・崩壊する危険性が高い、評価Ⅱは倒壊・崩壊する危険性がある、評価Ⅲは危険性が低いです。
 中央区では、報告対象分譲マンションは12件と最も多く、評価Ⅰが7件、評価Ⅱが3件、評価Ⅲは0件で未報告が2件です。次に天王寺区では、対象が6件で、評価Ⅰが3件、評価Ⅱが2件、評価Ⅲは0件で未報告が1件です。淀川区では、対象が5件で、評価Ⅰが2件、評価Ⅱが3件、評価Ⅲは0件で未報告も0件です。北区は、対象が3件で、評価Ⅰが1件、評価Ⅱが2件、評価Ⅲは0件で未報告も0件です。福島区は、対象が3件で、評価Ⅰが2件、評価Ⅱが1件、評価Ⅲは0件で未報告も0件です。あと、東成区が順に、2-0-0-1-1、東住吉区が、1-0-1-0-0、平野区が、1-0-1-0-0、西淀川区が、1-0-0-0-1です。つまり未報告の分譲マンションは、中央区が2件、天王寺区、東成区、西淀川区で各1件です。そして、報告があった分譲マンション29件中、評価Ⅰが15件、評価Ⅱが13件、評価Ⅲが1件で、1件を除いて全てが、危険性が高い又は危険性があるという結果です。
 2020年3月31日迄に耐震診断結果を報告するように、今年1月24日付で命令を出していますが、4月5日時点では分譲マンションからは未だ報告はされていないという事です。

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