マイベストプロ大阪
待谷忠孝

ニッチな市場へアプローチする差別化戦略コンサルタント

待谷忠孝(まちたにあつよし) / 経営コンサルタント

AM Consulting

コラム

経営を行うにあたって持っておきたい知識

2019年6月22日 公開 / 2019年7月6日更新

テーマ:経営全般

コラムカテゴリ:ビジネス

経営とは何か?

たくさんの従業員がいる法人であっても、従業員のいない一人会社や個人事業主であっても、経営者です。
そして、経営者は経営を行うことが仕事です。

では、経営とは何をすることでしょうか?
経営という単語を辞書で引いてみると、難しい言い回しで色々書いていますが、簡単に言うと「環境の変化に対応してやりくりすること」と言えるのではないかと思います。

例えば、10年前と比べて外国人観光客の人数は桁違いに増えていますが、インバウンド需要にうまく対応できれば売上が向上するでしょう。
逆に、市場が縮小している商品を提供している企業は、市場規模の縮小に合わせて売上がどんどん下がっていくため、違う市場にシフトしてしまうということも考えられます。

このように、環境の変化に対して、何をやって何をやらないかを決め、それを実行したり、管理したりすること、これが経営です。

当然ですが経営を行うに当たっては経営の知識が必要です。
必須の知識を3つあげるとすると、それは「経営戦略」「マーケティング」「会計」です。

経営戦略

経営戦略と言われると、大企業だけのものであって、零細企業や個人事業主には関係がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
経営戦略を簡単に言うなら「自分が持っている資源をどう使って、誰に、何を、どのように売って、儲けていくか。」ということです。

経営の世界では主にヒト、モノ、カネ、情報を経営資源と定義づけています。

ヒト…人的資源
モノ…設備、施設などの物的資源
カネ…現金・預金などの資金
情報…特許、ノウハウなど、組織の持つ無形資源

これらの資源が多いなら多いなりに、少ないなら少ないなりに、何をどのように見て、どう考え、どう経営資源を活用すれば事業を維持・存続させることができるのか、そういった視点は企業規模に関係なく必要であることはお分かりいただけると思います。

マーケティング

どのような商品やサービスも、買ってくれる人がいなければ意味がありません。

顧客や市場のニーズのことをちゃんと把握していますか?
誰をターゲット顧客にすれば良いのでしょうか?
顧客ニーズに基づいて商品やサービスを考えていますか?
値段はいくらにしたら良いのでしょうか?
どのように商品やサービスを流通させますか?
どうやって訴求しますか?

「良い物を提供していればいずれ分かってもらえる、ただ良い物だけを作っていれば良い」現場の製造担当者がそう考えるのは良いのですが、経営者までこのような考え方では困ります。

会計

決算書を経営に生かしている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか?
必要だから税理士に頼んで作っているものの、見てもいない、数字がいっぱい並んでいるだけで、どこをどう見たら良いのか実はよく分かっていないなんて方が大半かと思います。

財務状況を把握していないというのは、自分の収入や支出を把握していない、自分の財布の中や銀行口座にいくら入っているのか分からないで毎日生活するようなものです。
そんなこと、普通は怖くてできないでしょう。

会社や事業の全てを数字で表すことができる訳ではありませんが、数字に表わすことができることがあるのも事実です。
経営者ならそれらの数字を読み取って経営に活用できるようになるべきです。

最後に

経営戦略、マーケティング、会計の知識を身につけるということは、言い換えると「型」を学ぶことに似ています。
「型」というあるべき姿を想定できていると、そこに向かう正しい選択肢を選べる確率が高まりますが、あるべき姿を知らないと、その場その場の場当たり的な対応しかできません。

経営者の現在の判断が、3年後、5年後の収益に影響を与えます。
経営戦略、マーケティング、会計に対して全く興味がなかった方も、より適切な判断ができるように、少しでも関心を持っていただけると幸いです。

この記事を書いたプロ

待谷忠孝

ニッチな市場へアプローチする差別化戦略コンサルタント

待谷忠孝(AM Consulting)

Share

関連するコラム

待谷忠孝プロのコンテンツ