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葛西久仁子

人材を人財へ開花させるプロ

葛西久仁子(かさいくにこ)

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コラム

3.お客様を見つめる人材を育てる その2 

コラム【人財育成術】

2017年11月17日

こんにちは、葛西久仁子でございます

持って生まれた性質や、私的な感情も影響してしまうのが
職場での上下関係です

人間ですから、
時にはそういうことがあったとしても仕方がないように思えますが
前回の投稿と同様、第一に考えなければならないのは
お客さまのことを思う気持ちなのではないでしょうか


3.お客様を見つめる人材を育てる その2 


退職する前の1年間、ご一緒していた男性チーフパーサーのことです。

チーフパーサーは原則としてファーストクラスを担当します。
一緒にサービスをすると
「○○、あれを持ってこい」「△△、あれを取ってこい」と
アテンダントを自分の所有物のようにあごで使うのです。

グループのメンバーからも不平不満が噴き出していました。

やはりチーフには自身の言動を振り返っていただかなければなりません。
チーフに苦言を呈することができるのは、パーサーの私しかいませんでした。

あるとき私の堪忍袋の緒が切れて、
「チーフ、私たちはあなたのためにいるのではありません!
 私たちはお客様をもてなすためにいるのです!
 私たちを召使いのように使わないでください!」と注意しました。

部下たちは拍手喝采でしたが、
私は辞めるまで針の筵に座らされている状態でした。


 
転んでもただでは起きない精神の私は、本来であれば、
退職の件は上長であるチーフに報告しなければならないのに、
最後まで言いませんでした。

ラストフライトのとき、「葛西、今日がラストなの!?」と
チーフは豆鉄砲を食ったような表情でした。

なぜなら、コクピットクルーもキャビンクルーも、
全員私のラストフライトを一緒に飛びたいと
リクエストして下さったのですから。

「はい、お世話になりました」と私は冷ややかに答えました。

今となっては大人げなかったと反省していますが、チーフに、
誰のために自分がいるのかを理解してもらうために取った苦肉の策でした。

チーフにとってお客様はもちろん大切ですが、部下も大切なお客様なのです。
仕事は一人では完遂できないのですから。

仕事の依頼を受け、会社に伺うと、
多かれ少なかれどこの企業でも同じような現象が起きています。
部下は自分の所有物であるかのように、扱ってしまっている、
勘違いしている管理者のなんと多いことか。

そんな時には、必ず伝えています。
かつて、私がパーサーだった頃、こんなチーフがいてね、と。
そして質問します。あなたにとってのお客様とは誰ですか?と。

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