見えないゴールに向かって走り続けるような日々に、一筋の道を指し示す妊活の伴走者（1/3）

妊活経験者として精神面・経済面の不安に寄り添い、妊娠しやすいコンディションづくりをサポート

　新しい家族の誕生を願うカップルが、医学的な治療と並行して、妊娠へ向けて心身のコンディションを整える“妊活”。
　「課題となるのは、経済的、精神的な負担、そして情報の乏しさです。中でもパートナー双方に医学的な異常が認められないのに、なかなか赤ちゃんが授からないというケースでは、日常生活で何に気を付ければいいのか分からず、不安でいっぱいでしょう」

　そう話すのは「かわもと鍼灸整骨院」の院長、川本将広さん。鍼灸・柔道整復師として20年以上の実績を持ち、2008年から茨木市郊外で施術院を営んでいます。
　肩こり、腰痛、手足の捻挫や打撲など体の不調全般に対応。女性特有の冷えの解消に向けての施術とアドバイスに定評があり、遠方から1時間以上かけて訪れる人も珍しくないそうです。

　2022年には、妊活を視野に入れて通う人の「もっと日常的に利用したい」という声に応え、交通の便の良いJR茨木駅前に2号店をオープン。午前と午後に2店舗間を行き来して施術を行っています。

　「実は私自身も、6年間の不妊治療の末にようやく2男を授かった妊活体験者なんです。戸惑う気持ちや経済的な不安など、みなさんと同じ心の揺れを感じてきました」

　ヒアリングで心の内にたまった思いを受け止めると共に、基礎体温表を細かく分析。一人一人の課題を明確にします。
　「おなかや足の経絡にアプローチして血流を促し、遠赤外線機器『サンピーマー』を使用して体を内部から温めます。計画的に取り組めるよう、自宅でできるお灸も用意しています」　

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【次ページ】「子どもを授かりたい」切実な思いに応えるため、妊活に特化した2号店をオープン

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