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松田康

障害年金受給を実現する専門家

松田康(まつだやすし) / 社会保険労務士

かなみ社会保険労務士事務所

コラム

障害認定日時期に転院 障害認定日から4か月後の診断書を提出

2020年8月1日

テーマ:障害年金事例

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 障害年金 申請

事例の概要

Kさん 昭和55年生まれ 女性
傷病名 反復性うつ病性障害/自閉症スペクトラム障害

幼少期から集団行動に馴染めず、「明日は世界がなくなっていますように」と、毎日お祈りをしていた。
「友達を作りなさい」と言われるが、「友達」という意味が分からなかった。
小中学校時代は学校に行くのが苦痛だった。
高校では人と話すことさえ面倒になり、一言も言葉を発しようとせず、挨拶されても無言のまま過ごしていた。
大学の卒業時、社会へ出る不安感から頭痛や胃痛、不眠などの症状が出るようになり、就職後から頻回に頭痛や胃痛、嘔気、不安や抑うつ感、不眠が生じるようになり、心療内科を受診した。

障害認定日とは

「障害認定日」とは、障害の程度の認定を行う日であり、初診日から1年6か月経過した日であるとされている。
障害認定日に障害の状態であると認定された場合は、その日から障害年金が支給されることになる。
そして、障害認定日に障害の状態にあると認定する資料としては、「障害の状態の程度に関する医師又は歯科医師の診断書」が必要であり、診断書の現症とされる時期については、「障害認定日から3か月以内」であると区切られている。

Kさんの受診歴

Kさんの受診歴
平成15年4月25日~平成15年7月24日 A心療内科 ※平成15年4月25日
平成15年7月25日~平成16年4月20日 B病院 精神科
平成16年4月21日~平成16年9月3日 C心療内科
平成16年9月3日~平成17年2月16日まで受診中断
平成17年2月17日~平成17年6月30日 D心療内科

障害認定日から3か月以内に受診していなかった

Kさんの初診日は平成15年4月25日で、障害認定日は平成16年10月25日である。
障害認定日に障害の状態を証明するには「平成16年10月25日~平成17年1月24日」までの診断書が必要であるとされている。
Kさんはこの時期に転居していたため、病院を受診していなかった。

平成17年2月17日の診断書を提出

診断書の現症とされる時期を「障害認定日から3か月以内」であると区切られているが、これは、法律や施行令、施行規則などには定められていない。
このことから、障害認定日から3か月以内の診断書を提出することはできなかったが、平成17年2月17日の診断書を提出した。
障害認定日に必要な時期とされる3か月以内からわずか24日しか離れていない。

障害基礎年金2級の年金証書が送付される

請求から約3か月後、障害認定日に2級であると認定され、障害基礎年金2級の年金証書がKさんの元に送付された。

この記事を書いたプロ

松田康

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松田康(かなみ社会保険労務士事務所)

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