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松田康

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松田康(まつだやすし) / 社会保険労務士

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コラム

障害年金で病歴・就労状況等申立書は重要

2019年10月19日

テーマ:障害年金事例

コラムカテゴリ:法律関連

事例の概要

Hさん 昭和55年5月生まれ
【複合性局所疼痛症候群Ⅱ型】
職場内での労災事故により右足を負傷
数度にわたる手術を行ったが、手術中に神経を損傷。
損傷個所を改善する為に足指を切断したが、なおも状態は変わらず。
末梢神経損傷の再生治療のために通院中

本人請求をしたが不支給決定

本人請求で障害認定日請求を行ったが「障害程度が不該当」として不支給決定となっていた。
請求人は労働者災害補償保険法から障害補償年金の受給することになった。

障害年金の再請求を行う

初回請求の資料を確認したところ、障害は「疼痛」によるものと判断されていたことが分かった。
「疼痛」は障害年金の対象外とされるが、疼痛が神経損傷によるものの場合は障害年金の対象となっていることから、障害年金の再請求を行うことになった。
初回請求で不支給となってから約3年経っていた。

神経が損傷されていることを明らかにする書類を提出

「疼痛」は神経損傷によることを証明するために次の資料を用意した。
・神経伝導検査
・サーモグラフィー検査
・電気知覚検査
・医師意見書
・疼痛発作の頻度、強さ、持続時間などの申立書

病歴・就労状況等申立書

病歴・就労状況等申立書には、事故後から現在に至るまでの治療経過を詳細に記載した。
具体的には、手術日や手術内容、手術後の経過などを記載、それらを補足する資料を病歴・就労状況等申立書に添付した。

驚きの審査結果に

請求から約6か月後、年金証書が請求人の元に届いた。
年金証書を確認すると、受給権発生は障害認定日となっていた。
※再請求では障害認定日の診断書は提出していない
つまり、初回請求で「障害の程度は不該当」としたものを否定し、改めて受給権を認めたことになる。
この結果は、病歴・就労状況等申立書に治療経過を詳細に記載したことで、障害認定日時点で神経損傷による疼痛であったことを認められたのである。

障害年金の審査においては、病歴・就労状況等申立書は非常に重要な書類であるといえる。

この記事を書いたプロ

松田康

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松田康(かなみ社会保険労務士事務所)

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