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松田康(まつだやすし) / 社会保険労務士

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コラム

高次脳機能障害の障害年金 初診日は?

2019年10月12日 公開 / 2019年10月18日更新

テーマ:障害年金事例

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 障害年金 条件障害年金 金額障害年金 申請

事例の概要

Aさん 昭和35年生まれ 男性
平成9年12月 頭痛が続いたために病院を受診 経過観察のために通院
平成10年12月 脳波に異常あり 抗てんかん薬の処方を受ける。
平成11年1月 頭痛などの原因は脳腫瘍だと分かる。摘出困難なために手術できず
平成11年2月~平成29年6月 意識障害はないが、随意運動が失われる発作や意識を失うなどのてんかん発作が続く。
平成29年6月 脳梗塞(左ラクナ梗塞)により救急搬送 高次脳機能障害となる。

障害年金の初診日は

障害年金を請求する場合には初診日が重要になる。
高次脳機能障害の初診日として考えられるのは、平成9年12月から始まった「頭痛」か平成29年の脳梗塞(左ラクナ梗塞)のどちらかになると思われた。
主治医に確認すると、「左ラクナ梗塞自体は小さく、日常生活に支障がでるほどの高次脳機能障害になるとは考えにくい。高次脳機能障害は脳腫瘍の影響によるもの」との診断であった。

20年前の初診日証明に苦労する

平成9年12月に「頭痛」で受診した日を証明することはできなかった。
平成10年12月に抗てんかん薬の処方を受けた病院にも診療録はなかった。
初診の病院から3番目となる「脳腫瘍」が分かった病院に診療録が保管されていたため、初診証明(受診状況等証明書)を依頼し、同時に診療録の開示請求を行った。

初診日は特定できないが障害年金を請求

診療録には「平成9年末に頭痛…」との記載があった。
初診日を具体的に特定できなかったが、平成9年12月末を初診日(平成9年12月31日)として障害年金の請求を考えた。
これは、初診日が明らかにできなくとも、「一定の期間内に初診日があると確認された場合であって、その一定の期間内が、同一の公的年金制度に継続的に加入しており、かつ、期間中のいずれの時点でも保険料納付要件を満たしている場合は、請求者が申し立てた初診日を認めることができる。」とされているからである。

障害厚生年金の請求

依頼者の場合、初診日となる平成9年末はすべて厚生年金に加入していた。
社会通念上「平成9年末」は「12月1日~12月31日」であり、その期間はどの地点でも保険料納付要件を満たしていた。
このため、平成9年12月31日を初診日、診療録を参考資料として障害厚生年金を請求した。

障害厚生年金2級の証書が送付される

請求から約3か月後に障害厚生年金2級の証書が依頼者の元に送付された。
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