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コラム

うつ病で障害年金を請求する時の注意点

精神の障害

2018年1月14日

うつ病で日常生活や労働に支障が出ている場合には障害年金を受給できる可能性があります。
ここでは、障害年金を請求するための注意点について解説いたします。

うつ病で障害年金を受給できる程度

うつ病で障害年金を受給できる程度は、次のようになっています。

障害等級1級

高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの

障害等級2級

気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり又はひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの

障害等級3級

気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したり又は繰り返し、労働が制限を受けるもの

うつ病で障害年金を請求する際に必要な書類

うつ病のため、日常生活や労働に上記のような支障が出ている場合には、障害年金を受給できる可能性があります。障害年金を請求するには、以下のような書類を準備する必要があります。

受診状況等証明書

めまい、頭痛、不眠など、体調の悪化を自覚して初めて受診した病院と、請求時の病院が同一の場合には、受診状況等証明書は必要ありません。

この書類は、初診の医療機関と現在通院している医療機関が異なる場合に必要な書類になります。

「私は「うつ病」で障害年金を請求します。」「うつ病の初診日は〇年〇月〇日です」と、審査側に伝えるための書類です。

注意したいことは、この書類に過去の受診歴の記載があった場合、初診日の証明とはならないということです。

そのために、記載内容は必ず確認する必要があります。

また、初診証明の傷病名とうつ病の間に関連がまったくないような場合には初診日証明としては認められない可能性がありますが、全く同一である必要はありません。

精神の障害の場合、「強迫性障害」や「神経症」など、傷病名の変更はよくあることだからです。

受診状況等証明書が添付できない申立書

法律上、カルテの保存期限が5年となっているため、初診日が5年以上前にある場合は、病院へ受診状況等証明書を依頼しても記入してもらえない場合があります。

この場合、転院した医療機関で受診状況等証明書を記載してもらいます。

そこにもカルテがなかった場合には、次の転院先へと順次あたっていきます。

最終的にカルテがあった医療機関で「受診状況等診証明」を書いてもらい、カルテがなかった医療機関については、ご自分で「受診状況等申立書が添付できない申立書」(以下、「添付できない申立書」)を用意します。

「添付できない申立書」で注意したいことは、この書類だけで初診日は認められないということです。 

このため、請求人が記載した初診日だけでなく、それを補足する参考資料を、「添付できない申立書」と一緒に提出します。

審査側が、「添付できない申立書」と「参考資料」を見て、「この時期に この症状で医療機関を受診していた」と納得してもらう必要があるのです。

診断書

精神の障害用の診断書裏面に「日常の生活能力の判定」という項目があります。 これは、請求者が家族などの助けを必要とせずに単身生活をした場合に、可能か不可能かを判定するものです。

日常生活能力の判定の項目は、① 適切な食事、②身辺の清潔保持、③金銭管理と買い物、④通院と服薬、⑤他人との意思伝達及び対人関係、⑥身辺の安全保持及び危機対応、⑦社会性 などです。

これらの項目に対して、医師が請求人の病状を診て判定します。

このため、診断書の作成を依頼する前に、日常の生活状況をできる限り話しておく必要があります。 それができない場合は、診断書の依頼の時に日常生活の状況等をメモにして渡しておくのもよいかもしれません。

病歴・就労状況等申立書

不眠や頭痛などの発病時から現在までの経過を整理し、年月順に記入していきます。

これには通院期間や入院期間、医師から指示された事項や就労状況や日常生活状況、受診していなかった期間はなぜ受診をしなかったのかなどを具体的に記入していきます。

診断書は現在の病状を表すもので、病歴・就労状況等申立書はこれまでの病状の経過を表すものと言えます。 また、この申立書には、日常生活でどんなことで困っているのかを記入する項目もあります。小さなことでもいいので、できる限りの事を書きましょう。 申立書の内容によって不支給になってしまうことや、等級が決まる場合もありますので、気を抜かずに丁寧に記載していきます。

   【病歴・就労状況等申立書の記入方法をさらに詳しく】

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    かなみ社会保険労務士事務所 公式ホームページ 
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