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桂典子プロのご紹介
「休息の場」と「仕事の場」二つの機能を兼ね備えた「人生の舞台」が住宅。これを「主婦の目線」で設計(3/3)
住む人の気持ちを想像しながら設計しなくてはならないマンション。基本は「私が住みたい」と思うこと。
桂さんは「家とは何か」をこう話します。「食事をしたり、睡眠を取ったり、家族のだんらんを楽しんだりの『休息の場』であり、子育てや家事をする『仕事の場』です。この2つを兼ね備え、住む人が人生を楽しむ舞台こそが『住宅』です」。さらに、こう続けます。「新しい家をほしいと考えている人は、それぞれ違った夢や理想を抱き、『人生の舞台』を真剣に考えています。その気持ちを、十分に時間をかけて聞き、専門家としてアドバイスをし、形にしていくのが建築士の仕事だと考えています」
注文住宅は住む人の希望に沿って設計しますが、マンションなどは設計後に住む人が決まるため、住む人にとって何がいいのかは、建築士が自分で判断しなければなりません。「私が住みたいと思うかが基本となります。それだけに、ちゃんと売れているか、入居者がいるのか、とても気になります。評判がいい時は何が良かったのか、悪かった時は設計やデザインが原因になっていないか……。男社会にもまれて、『随分たくましくなったな』『鍛えられたな』と思いますが、これだけは別。いつも身近な課題に寄り添っていたい」と、建築士ならではの心境を明かします。
ところで、桂さんの自宅は築後約40年の共同住宅だそうです。「同じ屋根の下に喫茶店や散髪屋さんがあり、まさに“五軒長屋”。でも、私には『休息の場』であり、家事という『仕事の場』。古くなりましたが、とても快適で気に入っています」と桂さん。そんな気さくさが、「主婦の目線」を大切にする桂さんらしさです。
(取材年月:2012年4月)
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