まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ大阪
若井義治

傾斜地に家を建てるプロ

若井義治(わかいよしはる)

grow design(グロウデザイン)

お電話での
お問い合わせ
06-4792-8631

コラム

掘り込み式ガレージの漏水対策として、建設時に注意したいこと

地下車庫

2016年1月7日

①掘り込みガレージの漏水と結露

掘り込みガレージの湿気やカビで、お困りになっているお話しを聞くことがあります。
湿気には「漏水」によるものと「結露」によるもの の2つの原因が考えられます。

A 「結露」は地中と空気の温度差により、露点温度(結露が起こる温度差)を上回ると結露が起こります。夏場に起こりやすいです。
換気扇や除湿機の利用のほか、建築的に解決方法としては、適切な位置に適切な断熱材を設置する。適切な位置に換気口を設ける。などが考えられます。
掘り込み車庫結露換気口
B 「漏水」は地下水位の上昇や雨水が原因になることが多く、明らかに水(水滴)になって出ている場合 や 壁がうっすら黒くなり水分が出ている場合 や エフロレッセンス(白華現象)というセメントの成分と水分により炭酸カルシウムが溶け出して起こる現象などにより、確認することが出来ます。


②掘り込みガレージで漏水が起こる原因は?

先ほども書いた通り、雨や地下水などの地中の水がコンクリートに浸み込んでいく現象です。髪の毛のようなクラックからでも何年も時間をかけてジワジワ浸み込んでくるかもしれません。また、土は水を含むととても重くなります。つまり(荷重)強い圧力でコンクリートを押していることにになり、構造安全上もコンクリートや中の鉄筋にも負担をかけていることになります。強い圧力はますます水を浸み込みやすくするでしょう。


③漏水にならない工夫を考えます。

A コンクリートの周りに防水をする。塗膜防水やシート防水をするケースが多いようです。
B 天井スラブに勾配をとる。
C 水道を付ける。(裏込めをしっかり設ける)

掘り込み車庫漏水対策工夫


④はぐくむイエでの取組み

はぐくむイエには掘り込みガレージはありませんが、基礎と土留めを兼ねたコンクリート壁があり、下階の室内壁にもなっているところがあります。車庫以上に注意を払って設計していますので、紹介いたします。
土留めを兼ねた基礎
ビルの地下階をつくのと同様に二重壁の考えを取り入れました。ただ土を掘るということは、掘方(土を掘る)、残土処分、運搬、土留めのための仮設工事など、目に見えない多額の工事費がかかります。出来るだけ掘る量を減らしたいですし、効果的な方法あると判断し、地下二重壁代替打込式防水型枠工法を採用しました。
工夫した点は、コンクリート壁の外側(地中)には、基礎防水シートを重ねしろを取りながら敷き、裏込め石をしました。防水と水を含んだ土圧から構造体を守ります。室内側には、地下二重壁代替打込式防水型枠・通気層・仕上げ壁の順に施工しました。水抜溝は外部に通してありますし、通気層は湿気を含む空気を流してくれます。用心を重ねていますが、どこまでいっても100%はないのが建築です。建設費用・用途・お施主さんの要望・敷地の条件(地下水位や雨水の地中の流れ方など)全体のバランスを考えながら計画していくと良いでしょう。専門家に質問しながら意見を取り入れられることをオススメします。

この記事を書いたプロ

若井義治

若井義治(わかいよしはる)

若井義治プロのその他のコンテンツ

Share

若井義治プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
06-4792-8631

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

若井義治

grow design(グロウデザイン)

担当若井義治(わかいよしはる)

地図・アクセス

若井義治プロのその他のコンテンツ