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谷光高

ゴルフの楽しさを多くの人に伝えるゴルフ場経営者

谷光高(たにみつたか) / ゴルフ場経営者

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

コラム

クラブチャンピオンがゴルフで人命救助!

2015年9月28日 公開 / 2017年2月23日更新

テーマ:ゴルフの歴史やエピソード

コラムカテゴリ:趣味

スコットランド ウィグタウンの川で釣り人が遭難!

1954年、場所はスコットランドのウィグタウン近くのブラドノック川での話。
川岸から130ヤードほど離れた中州の島で釣り糸を垂れていた4人の釣り人が、急な増水に遭遇し、大慌てで岸辺に引き返そうとしました。
3人は何とかたどり着けましたが、最後の1人が離れ小島となった中州に取り残されてしまいました。

水位がみるみる上がり、島が完全に水没するまで猶予がない事態に。
今のように携帯電話のない時代、3人が救助を依頼するために走ろうとしたそのとき・・・
ウィグタウンシャー・カントリー・ゴルフクラブのクラブチャンピオンだったR.マーレイさんが車で通りかかりました。

ウィグタウンシャー・カントリー・ゴルフクラブは、1894年にオープンのアイリッシュ海に面した海岸沿いののどかなリンクスコース。

ゴルフ技術を駆使して人命救助

そのマーレイさんは、すぐに状況を理解し、近くに住んでいる人に長いロープ、細い紐、それに釘を1本、大至急用意するように頼みました。
そして車からクラブとボールを取り出し、「この距離なら8番アイアンか・・・・」とつぶやき、用意された釘をボールに打ち込んで細い紐を結わえ、末端にはロープを結びました。

川岸に立ったマーレイさんは、島に向かってアドレスを決め、釘のついたボールに向かってアイアンを振り下ろしました。
救出イメージ
ボールは尾を引いて島にめがけて美しい放物線を描いて飛んでいきました。
素晴らしいショットでした。

島に取り残されていた釣り人はボールに付いていた紐をたぐり寄せ、やがて紐に結ばれたロープを引き寄せ、それを木にしっかりと結びつけて彼はロープを掴みながらどうにか川岸にたどり着くことが出来ました。

たまたま一流のアマチュアゴルファーが通りかかり、冷静に状況分析し、すぐに実行できる最良の手段を用いて人命救助ができたという超ラッキーな例でした。

近年、日本でも水災害が多くなっています。こんなラッキーなことに遭遇することはないでしょう。
こんな危険な目に合わないように予め気を付けたいものです。

◆参考文献
「もう、ゴルフは懲りごり」クリス・プラムリッジ著/夏坂健訳:二見書房
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