野元淳プロのご紹介
あこがれの時代を開く「時代の門」が、ここにあります(3/3)
中国美術、日本美術のオークション事業も手掛けています
美術を楽しむというのはある意味、贅沢な時間。「今は遊ぶにも選択肢が多く、その中でも大衆的なものが歓迎される風潮があります。そのため、どうしても『美術』は日の目を見なくなってきてしまっている」といいます。高価だという事もあり特に古美術はその傾向が強く見られますが、何より誰もが時間に余裕がない、という事が問題でもあるようです。
そのような中でも中国では、富裕層による中国の美術品への投資により、今もなおその価格が高騰し続けています。「日本には、長い歴史のなかで中国や朝鮮半島からの美術品がたくさん伝来していますからね。それを買い付けにくる人たちが、年々増えています」と語る野元さん。
一方で、旧家の蔵などに眠っていた美術品が家の改築や相続などで、思いがけなく売りに出されるケースも少なくはなく、野元さんは、そこにビジネスチャンスを見いだし2008年にオークションを専門にする別会社を立ち上げ、更に2012年には「株式会社和聚会(わしゅうかい)」を大阪に設立。そして2014年1月には上海に支店を開きました。
2020年1月、これまでずっと拘り続けてきた北浜の中でも、一等地と呼べる大阪証券取引所ビルに店舗事務所を統合移転しました。「ただビジネスというだけではなく、物の動きが活性化することで、今は埋もれている美術品の価値に人々が気付き、歴史や文化についての関心も高まるはずです」と話す野元さんは、美術品市場を通しての文化交流の深まりにますます期待を寄せています。
(取材年月:2020年6月)
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