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米田進二

家庭教師派遣のプロ

米田進二(よねだしんじ)

エミール教育研究所

コラム

受験プロ家庭教師コラム(中学入試あと10日)「書いたつもり」

プロ家庭教師コラム

2014年1月8日

 たとえば、入試問題の正解が「エミール」だとしましょう。その問題の解答欄に、受験生が「エシール」や「エツール」とも読める解答を記入したらどうなるでしょう。間違いなく、容赦なく「×」がつけられます。採点官が情を挟めば、「この受験生は、『エミール』と書いたつもりなのだろう」と「○」にしてくれるでしょうが、全ての受験生に対して公平に接しなければならない立場からは、「×」にせざるを得ないのです。

 実際に指導の場面で、「シ」「ツ」「ミ」の区別や「0」と「6」・「1」と「7」の区別など、小学校低学年レベル(幼稚園児レベル?)の注意を、最難関校受験予定の小六生にすることがあります。生徒からは、「そんな細かいことを気にしなくてもいいじゃないですか」「僕は(私は)書いたつもりなんです」等々、反論や言い訳が返ってきます。もちろん、現実の入試ではそんなものは誰も聞いてくれません。入試での得点を通知してくれる学校はありますが、答案用紙そのものを返却してくれる学校はありません。ですから、後から「この文字は、僕の(私の)クセ字なんです。採点官の先生の見間違いです」といった異議申し立てはできないのです。つまり、「書いたつもり」は一切通用しません。まさに、「注意一秒 けが一生」。入試では、一秒でできる注意を怠ったばかりに、泣きを見ることもあります。

 採点官の先生は普段は温厚な思いやりのある人物で、在校生に対してはクセ字にも柔軟に対応しているかもしれません。もし仮にそんな人物であっても、入試の採点業務に携わる時は、血も涙も無い採点「マシン」に変貌します。なぜなら、全ての受験生を公平に扱うには、採点官が感情に左右される「人間」であってはならないからです。

 「文字は、下手でもよいから丁寧に書きましょう」これは、受験情報誌に必ずと言っていいほど載っている入試心得のひとつです。言い古されてはいても、まさしくその通りです。どんな採点マシンでも読み取れる文字を書かないと、解答としての意味がありません。家庭教師、学校や塾の先生、親兄弟等々、先ずは周りにいる仮想採点マシンが読み取れるかどうかで試してみてください。

書いたつもりにさせない先生がいます      エミールの家庭教師

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