ウェブマーケティング専門家として経営戦略をサポート（2/3）

SNS活用や開業支援のセミナーで講師経験も多数

　30年近い企画提案で培った柔軟な思考、20年もの経営者としての経験を経て、北林さんはそのスキルを自社の経営以外にも活用することを決意しました。それがWEBブランディングを事業ドメインとするコンサルティング会社CooKaiの設立へと繋がっていきます。

　北林さんは自ら従業員数二十名程度の印刷広告会社を経営していることから、特に同じ悩みを抱えたものづくりを担う中小企業に思い入れがあるそうです。
「製造業、それも中小企業の経営者の方々はウェブやSNSの活用が弱い傾向があるんです。でも『軸となるしくみ』はしっかり持っているんです。いいものを作ったり、高い技術という軸をね。それをブランディングやマーケティングに生かさない手はない」と晴れやかな表情で語る北林さん。

　北林さんは経営コンサルタントとしての活動の一環として、企業向け以外にも、立命館宇治高校の年間授業の支援、地域創生セミナーの講師などを務められています。また、奈良県主催「女性起業家向けSNS勉強会」の講師と行政から大きな信頼を寄せられています。さらには企業のSNSアカウント担当者の交流会を世界最大級のコワーキングスペースで開催するなど、年間約100講座を実施。

　2019年8月から始まる「京の商人育成塾」を京都市から受託。中小企業や個人事業主のスタートアップ支援に関わっていきます。基本講習から商品コンセプトの策定、実店舗を使ったトライアル販売まで全10回、8カ月にも渡る長期間プロジェクト。北林さんは企画立案から講師選定に進捗確認とすべてに責任を持つプロジェクトマネージャーとして関わっています。

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