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コラム

段差を活かす園舎計画 その3

保育園設計の考え方

2018年6月4日 / 2018年6月11日更新

『いくつかの試み』
 写真1は、事務所ビルに保育所を入れた事例である。共用部への既存鋼製防火戸の踏み込みの段差を活かしたコーナーを設えた。段差は150mmで、床には厚めのコルクタイルを使った。円形であるため、こどもたちの視線は、自然に隅に座る保育士の方に向かう。設計打合せでは、集まって座れる場所として設えることとし、具体的な利用目的は決めなかったが、本棚がおかれ、読み聞かせコーナーとしても使われるようになった。
             写真1


 写真2は、倉庫を保育所に転用した事例で、既存の階段下部の天井が低く狭いスペースを、アルコーブとして作り変えた。やはりここでも段差を利用することで領域性を帯びさせ、落ち着いて遊べる空間としてお使いいただいている。
             写真2


写真3は、前面道路と1mのレベル差のある雛壇造成地での新築で、0・1歳児保育室内に段差を設けた事例である。
 レベル差の解消のしかたが最大の課題であったが、積極的に活かすことを考え、「ベビーサークル」がわりとして、段差を利用した畳コーナーを設えた。
             写真3

 既製品のベビーサークル(写真5)は、低年齢児の現場ではよく使われているが、やはり檻の中にこどもを入れているようで、抵抗を感じる先生方もおられるようだ。この事例のように段差を上手く用いれば、保育上のマイナスイメージを払拭する一助にもなる。設計者としては、低年齢児室に段差を設けるのは、少々勇気が必要かも知れないが、綿密な打合せを行って保育とリンクさせていけば、上手く活用していただける。依然としてここには落下防止の柵は設けられていないし、もちろん既製品のサークルも用いられていない。また、この園では写真4のように、0・1歳児保育室だけでは処理しきれなかったレベル差をホールにも利用し、舞台として活躍している。
             写真4


             写真5

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保育園・幼稚園・認定こども園の設計専門
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