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コラム

「社会福祉法人みおつくし福祉会 東喜連保育園」様が建築ジャーナルに掲載されました

ご紹介いただきました

2015年12月20日 / 2018年5月9日更新

「社会福祉法人みおつくし福祉会 東喜連保育園」様が、「建築ジャーナル 2015年12月号(No.1246)」に掲載されました。

失敗は成長のもと
現場定例会議での施主様とのお打ち合わせでとてもうれしかったことがある。障子紙の種類を決める日で、建具屋さんが気を遣って強化和紙を持ってきたのだが、破れにくすぎると園長に却下された。もっと破れやすい紙を持ってこいというのだ。私たちは園舎の役割のひとつに、上手に失敗をさせてあげられるということがあると考えている。打ち合わせの中でそれを力説したかどうかは覚えていないが、私たちの意図に自然に共感していただけたことが、うれしかったのだ。破いてもいいところ、指を詰めてもいいところ、落っこちてもいいところなど、適切なリスクを散りばめ、失敗の先に見える成長を保育者・施工者・設計者が一体となって探究した園舎が建ち上がった。乳児のフロアである1階では、受け入れコーナーやパススルーおむつ棚などを設えて、きっちりと衛生区画を行った中で、担当制保育が行われている。幼児のフロアである2階は、大きなワンルームとし、コーナー保育が展開されている。そのまわりには、長い座卓のある畳コーナーや、いざって昇れるスロープ、気持ちを落ち着かせるスヌーズレン、絵本のかくれがなどを散りばめた。3階には屋根のかかった広いデッキがあり、プール遊びなどが行われる。ビアガーデンもできるという話も出ており、お誘いがかかるのを楽しみにしている。園長は、障子破り第一号の子どもの名を、繕った紙の上に書き記すんだと、心待ちにしておられるが、不幸にもまだ障子には穴ひとつ空いていない。

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