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コラム

保育園を考える:研究集会で発表しました(後)

保育園設計の考え方

2012年12月28日 / 2014年5月23日更新

既製品のベビーサークル(写真7)は、低年齢児の現場ではよく使われているが、やはり檻の中にこどもを入れているようで、抵抗を感じる先生方もおられるようだ。




▲写真7

この事例のように段差を上手く用いれば、保育上のマイナスイメージを払拭する一助にもなる。設計者としては、低年齢児室に段差を設けるのは、少々勇気が必要かも知れないが、綿密な打合せを行って保育とリンクさせていけば、上手く活用していただける。依然としてここには落下防止の柵は設けられていないし、もちろん既製品のサークルも用いられていない。また、この園では写真6のように、0・1歳児保育室だけでは処理しきれなかったレベル差をホールにも利用し、舞台として活躍している。




▲写真6

【おわりに】
 段差は人間の行動を制限するから、福祉のまちづくり条例などバリアフリーやユニバーサルデザインの考え方に反する部分がでるので、各々のケースに応じて、園児の受入れ場所や、それに至る動線検討が重要であることは言うまでもない。しかし、人間の行動にある一定の指向性を与えることもできる。それが円形であれば求心性が生まれるし、高さの差が大きければ領域性が生まれる。それらを保育の目的に応じて制御した設計を行えば、それはバリアではなく、少しでも保育をサポートできる有益な要素に変貌し得るはずだ。

※1、平成20年厚生労働省告示第141号の保育所保育指針第一章2項(1)号に記載がある
※2、低年齢児の行動範囲を限定するため、木格子などの環状の囲いを設け、その中に園児を入れて保育する道具のこと。

(大塚謙太郎)

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