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コラム

損益分岐点の売上があればよいのか?(いわゆるトントンでよいのか?)

損益分岐点

2017年6月28日 / 2017年9月29日更新

こんにちは。
財務コンサルタントの遠藤でございます。

前回、損益分岐点の話をしました。

損益分岐点とは、
利益=固定費 となる点でしたね。





この利益というのは、
売上高-変動費=限界利益

限界利益は、製造業を除くと
ほぼ粗利益(売上総利益)に一致する事でした。

なので、損益分岐点は、
粗利益=固定費 となる点をいいます。

損益分岐点の売上高とは、
固定費÷粗利益率(限界利益率)
で算出できます。

この売上高から1円でもマイナスになると、
会社は赤字になるので、とても大事な売上高であることが、
おわかりになると思います。

長くなりましたが、ここまで復習です。

では、「会社は損益分岐点売上高を出していれば、それで良いのか?」
という今日のテーマになります。

皆さんはどう思われますか?
ずっとトントンで商売が続くのか?
という問題です。


答えはある限定された、条件の基ではいけます。

①全て現金決済
②月末までに取引が全て決済
③固定資産等はない。
④貸付金、借入金はない。(あっても月内に全て完了)
⑤仮払金、仮受金はない(あっても月内に全て完了)
⑤個人事業である。(均等割りがない)
⑥在庫が0
⑦その他

これらの条件を満たした上で、損益分岐点の売上高を
1円の狂いもなく満たせば、現金は減りません。
そのかわり増えもしません。

例えば、現金100万円  資本金100万円で商売を始めたとしましょう。
ずっと損益分岐点を維持していて、上記の条件を満たしていれば、
ずっとお金は100万円のままです。


ただし、何か一つでも狂いが生じれば、お金は変動します。

もちろん増える場合もありますので、そちらだと良いのですが、
多くは減る場合の方が多いです。

お客様が、「現金じゃなくてカード払いにして」と言って来たり、
苦しいから、100万借りて全部仕入代金に使ったが今月中に返済できずに
来月に残ってしまったとか、
10万以上、30万以上の固定資産を買ってしまったり、
在庫が残ったり・・・

これは、全部お金が減少する要因となります。

上記のは一例ですが、事業をしていてこれらの要因を
全てなくすことは可能でしょうか?

実際問題として、ほとんど不可能だと思います。

「ではどうすべきか?」なのですが、
その為に、損益分岐点ではなく、
そこに毎期、利益を乗せなくてはならないのです。

つまり、ほとんどのケースで「トントン」では
お金は減って行くのです。
だから、利益が必要なのです。


損益分岐点売上高とは、何か?

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