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遠藤信行

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遠藤信行(えんどうのぶゆき)

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コラム

利益計算のプロセス①株主からの資金調達

利益とキャッシュフロー

2016年5月12日 / 2016年7月28日更新

今回は利益計算のプロセス(過程)について
考えてみましょう。

ところで、企業の存在理由は一体何でしょう?

顧客の創造?
従業員の幸せの確保?
株主へのリターン?
納税の義務?
社会への貢献?

色々な立場、考え方によって様々な答えが出てくるかと
思います。

しかし資本主義社会での企業(株式会社を前提)の成り立ち
役割を考えた場合、まず一番目には「株主へのリターン(分配)」
の役割が来るのではないかと思います。

何故なら、企業はまず最初に株主からの資本(資金)の提供
によってスタートするからです。

株主が企業に資本を提供する理由は「リターン(分配)目的です」

ですから、企業は株主からお金を出資(資本金=元手)されたなら、
それに対するリターン(見返り)を出す義務が生じて来ます。


そのような意味で、企業(株式会社)の第一の存在理由は株主
(投資家)に対してリターン(分配)をもたらす事だと考える事が
出来ます。


従って、利益計算のプロセスは、まず初めに株主(投資家)からの資金調達
を受けて、次にその資金を基にして売上を上げて利益を出し、さらに株主に
報告すると言う流れになります。


その第一番目に「株主からの資金調達」がくるのです。


日本の企業の場合、「株主=創業者=経営者」と言う場合が圧倒的に多いの
で中々理解しにくいのですが、株式会社の本来の形は「多数の株主から資金を
調達して、そこから売上を上げて利益を出して、それを株主に分配する(リターン)」
と言う流れなのです。

(日本の特に小規模企業の場合は圧倒的に株主=経営者なので配当と言う意識が
そもそもありません。これは税制の影響もありますが)


株式会社は株主の権利と言うものが「株式」と言う小さな証券に分割できるために、沢山
の株主(投資家)から少しずつ資金を集める事が出来ると言う特徴があります。そしてこの
特徴によって株式会社は資本主義の発展とともに歴史的に大きく発展することとなりました。


そしてもう一つ、ここで押さえておかなければならないのが、株主からの資金調達の金額によって、
購入できる「資産の額」が変わり、それによって「売上高」も変わってくると言う事です。


ですから、大きな売上を上げたければ大きな資金が必要ですし、逆に少ない資金だと小さな売上
しか上げることが出来ません。


つまり500万の元手と100万の元手では上げられる売上額が違い、それによって出る利益額も異
なってくると言う事です。この計算を事業開始時に綿密に計算しないと、後々資金不足に苦しむ事
になります。


と、言う事で今回、利益計算のプロセスの第一は株主からの資金調達と言うお話でした。

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