まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ大阪
遠藤信行

会社が変わる企業財務コンサルのプロ

遠藤信行(えんどうのぶゆき)

有限会社エーエスシー

お電話での
お問い合わせ
06-6885-1563

コラム

自転車操業 ⑥(利益が出るがお金がない時)

自転車操業

2015年10月24日 / 2016年5月4日更新

前回のお話はいかがですか?




「利他の心」がないと、やがて自転車操業になって

会社は潰れる・・ と言う話。





そんなのこじつけだ!!



と言う方。





そんな事知るか!!




俺には俺のやり方があるんだ!!




と、言う方。




うーん・・・そう言う方は、致し方ないですね・・・。




じゃあ、その方に、もう一つ言えば・・・・・




会社が潰れると中小企業の場合、借金があれば

大抵はご自身も、「自己破産」となって

社会的にかなりの不利益を被る事になりますよ。




そうなんです。



私は沢山そう言う方を見て来ましたので・・・




つまり、




「俺流で成り行き任せで経営してきた社長」



は、



必ず最後の行先は決まっているのですよ。






「自己破産」となると、立ち直るのはかなり・・・・




辛いっすよ・・・・・。






社長!、早い方がいいです。

今からでもまだ間に合います・・・





考え方変えましょうよ!!





そうなんです!!




赤字⇒自転車操業⇒倒産




の流れから免れるには、



まず、



「利益を出して税金を払う」




との考え方が必要なんです。




ただ、そう言うと・・・




こう言われる方があるかもしれません。






「確かにそう考えるのが正しい考えかもしれない」



「私は利益を出して税金を払いたいのはやまやまなんだが、

しかし現実問題として、利益が出ても、税金払うお金がないんだよ・・・」



「お金がないから税金をちょっとでも払わない方向に考えてしまうんだ」






確かにこう言うケース多いですね。






でもちょっと待って下さい。




考えましょう。





法人税(実効税率)は利益の約25%~35%です。



課税所得(税法上の利益)が 800万までは 約25%



課税所得(   〃    )が  800万超えると 約35%



なんです。 




前回で、長期的(理論的)には



利益=資金とは言いましたね。



1000万の利益が出ているとすると 理論的には1000万のお金がある。

ただ、現実には利益の計上のタイミングあるので利益と資金は一致しない

と言う事なんです。





でも税金は利益の25~35%なのです。

それも出ないのっておかしいと思いません?






税金は 800万まで25%なので250万、残りの200万は35%なので70万

税金合計250万+70万=320万 なのです。



つまり利益の32%の税金・・・・




1000万の利益だと、320万の税金・・・



これが払えない、と言う事は

どういう事か?と言うと





本来あるべきお金が何かに化けてしまっていて
お金がない・・・

と、こういう事なんですね。




「資金が化ける⇒お金がなくなるもの」 とは・・・




決算書の中のB/S(貸借対照表)に載っている項目で

以下のものがこれです。




(Aグループ⇒以下をAグループとします)



売掛金(販売して未回収のお金)

受取手形(   〃        )

在庫(売れてない商品)

前払金(先払い)

未収金(売上以外の未回収のお金)

仮払金(使途不明金)

立替金(何かの立て替え)

車、備品、建物 等の固定資産

保証金

その他




こんなにあります。 これらがあると、利益が出ていても

資金がなくなるのです。




だから上記の会社の社長さんの決算書診てみると

恐らくこんなのがいっぱいだと思います。



だから、これらを減らすとお金が出てきます。






逆に 「資金に化ける⇒お金を増やすもの」 ものもあります。




(Bグループ⇒以下をBグループとします)



買掛金(仕入れて未払いのお金)

支払手形(   〃         )

未払金(仕入れ以外の未払いのお金)

前受金(売り上より先にもらったお金)

預り金(預かったお金)

仮受金(使途不明金)

借入金(借り入れたお金)

資本金(株主のお金)





これらは逆に利益より資金を増やす項目です。




ですから



先ほどの社長のように 「利益が出ても払う税金がない」

と言う方はどうするべきかと言うと





基本的には



①(A)グループの金額を減らして



②(B)グループの金額を増やす




(注意点:(B)グループの中でも特に「支払手形」、これは

期日に払えなければ⇒即倒産なのでやめた方が良い。

「借入金」は期日に返済があるので会社の体力との
バランスを考えて使わないと危険、)





を、行うことによって資金は増えるんです。




専門用語を遣えば、資産(現金預金以外)を減らして
負債・資本を増やすですね。




つまり、「利益が出ているのに税金払うお金がない」

と言うのは会社のバランスが崩れているからなんですよ。




このような事態になった場合、
ここで、道が二つに分かれます。




運命の分かれ道・・・なんです。(いや、マジで)




①会社のバランスを修正して資金をねん出する。



②節税手法等を使って赤字にして税金を払わない。





社長はどっち派ですか?





どっちの方法をとる方が多いと思われます?



そうなんです。




圧倒的に②なのです。

専門家も②を進める専門家が圧倒的に多い。




私から言わせると、悲しいですね。





何故?






うーん、それを言わなくてはならないのですか?









ごめんなさい!!  もう時間なんです。






また次回です。

この記事を書いたプロ

遠藤信行

遠藤信行(えんどうのぶゆき)

遠藤信行プロのその他のコンテンツ

Share

遠藤信行のソーシャルメディア

facebook
Facebook

遠藤信行プロのその他のコンテンツ