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中谷昭子

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コラム

断熱について ③「断熱性能の良い家」を建てるコツ/2つの断熱性能の指標値

2014年10月25日

今日から、「断熱性能の良い家」を建てるコツについてお話をしていきます。

前回、断熱性能の良い家を建てるコツは、緻密に計算をすることとお伝えしましたが、
断熱性能を具体的に数値化することで、客観的に断熱性能を比較することが出来ます。
建物の部位別で、技術的に、物理的に、断熱性能の限界値を知るなら、
現在の断熱性能をそれに近づける努力が出来ます。
また、どの部位が断熱性能のロスになっているのかを調べると、
コストパフォーマンス的に断熱性能を上げることができます。

そこで、大事な指標がUA値(外皮平均熱貫流率)とQ値(熱損失係数)です。

※Q値:1㎡の床面積当たり内外の温度差1度当たりの総熱損失量
※UA値:1㎡の外皮面積当たり内外の温度差1度当たりの総熱損失量

その2つの指標ですが、

平成25年10月1日に、住宅の省エネルギー基準が改正され、
住宅の断熱性能値をQ値(熱損失係数)とは別に
UA値(外皮平均熱貫流率)が採用されるようになりました。
平成27年4月から、UA値が断熱性能の基準値として完全施行され、
Q値は単なる参考値になります。
そして、2020年に地域別に定めたUAの基準値をクリアする家が義務化される予定です。
(2020年以降、基準を満たさない建物は違反建築物になります。)


以前、ハウスメーカーはQ値(熱損失係数)を良く見せるために、
独自のQ値の有利な家(床面積が大きく、立法体に近い家)を
設定してQ値を公表したため、
そのような建物は現実には存在し得ない為、
実際に建てた家は全然断熱性能が良くなかったということが
しばしば起こりました。

逆に、大阪府下のように、土地の条件が悪く、小さく、細長い家などは、
断熱性能が良くても、Q値は悪い数値が出てしまいがちです。

このように、建物そのものの性能でなく、建物の大きさや形状によって、
Q値が変わる為、本当の基準値に成り得ず、
UA値を基準値にするようになりました。

UA値は、外気に触れる建物の部位別の断熱性能を出し、その平均値を出すため、
建物の大きさや形状に関係なく、建物そのものの断熱性能を知ることができるので、
今回の基準の改正は、非常に良い改正です。

ただ、建物ごとの断熱性能を比較するのは、UA値の方が良いですが、
Q値は、建物から逃げていく熱量を部位別に計算し、その合計値を出す為、
一戸の建物の中で、どの部位が断熱性能の足を引っ張っているのか?
どの部位を改善すれば、全体の断熱性能を上げることが出来るのか?
を知るのに、便利です。

次回は、実際に以前アンハウスで建てた家のQ値を参考に、どの部位の仕様を改善すれば、
断熱性能を上げることが出来るのかをお伝えしていきたいと思います。

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