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  1. 墓石の保証は必要?お墓の販売業者が行う保証とは②【ラジオ】
糸数盛夫

お墓に関する多種多様な問題を専門知識で解決するプロ

糸数盛夫(いとかずもりお) / お墓ディレクター/尊骨士

◆墓石販売:みくに株式会社(平成28年設立)◆施工:おはかのみくに合同会社(平成31年3月設立)

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コラム

墓石の保証は必要?お墓の販売業者が行う保証とは②【ラジオ】

2020年3月18日

テーマ:ラジオ放送『幸せを招く先祖とお墓の話』

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: 墓石 種類お墓



糸数:
今日は「墓石の保証は必要か、お墓の販売業者が行う保証とは」ということで、2回シリーズの後半です。お墓を購入する際に、保証があるかないかはとても重要だという話です。

少しだけ前回の復習をすると、墓石の保証にはいくつかの種類があるということをお話しましたね。

1つ目に、変色やひび割れの保証。墓石が時間の経過と共にひび割れて行くことは当然なのですが、そのひび割れの中でも保証ができるものとできないものがあります。

ですので、保証書の内容を確認して、ここは保証になります、ここは保証になりませんという事をしっかり調べてください、とお話しましたね。

明日は3月11日で、震災の日ですよね。同業者の僕の友人の中にも、東北支援された方々はたくさんいます。

やはり今後も地震災害の墓石保証というのは必要になってくると思うので、是非皆さんにも覚えていただきたいなと思います。

沖縄では地震はあまりないですが、例えば3.11で多くあったのは、墓石自体はひっくり返っても大丈夫だったけれども、基礎が全部だめになってしまったという例です。

また、九州の大雨災害でも、雨でそのまま土台ごと流されてしまったところもありましたよね。

日本は地震大国と言われているだけあって本当に地震が多いので、テレビなんかでもよくマンションやビルが傾いたりする光景を目にしますね。

マンション等には建築基準法というものがあって、耐震設計も厳しくなっているはずなのに、それでも傾くんです。

まなみ:
それは相当ですね。

糸数:
相当ですよね。墓石の場合は建築基準法にあたらないので、皆さん安易に考えるのですが、仮に自分のお墓が地震や大きい雨で流されたら、どうですか?まなみさん。想像したくないですが。

まなみ:
ショックですよね。まさか、って。

糸数:
ショックですね。実際に何万というお墓が基礎崩れになったり、お墓が段々になっている所では上から土砂崩れのように流され、埋まってしまったりしました。

何が一番悲しいって、中のご遺骨がなくなってしまうことです。お墓は作り直しできても、おじいちゃんおばあちゃんのお骨は流されたらなくなってしまいます。

そのようなことにならないためにも、僕はラジオを通してお墓の保証や保険についてお話したいと思うのです。

例えば保証の対象というのは、お墓の利用者によって多少変わってくることがあります。

地震により傾いた場合以外にも、ひび割れや、外柵の故障など、範囲は様々です。

保証内容によっては「基礎部分も保証対象になりますよ」等、色々とあるのでぜひ契約する前に、自分の買うお墓は何が対象になっているのか、知っていただきたいと思います。

また、自然災害による墓石の保証について不安を感じる方は、別料金のオプションにて保険会社がやっている地震によるアフターケアの保証に入ることもできます。

住宅保険のように、そういった保険もありますので検討されることをおすすめします。

台風被害が大きい沖縄県や自然災害の多い地域では、予期せぬトラブルになることもあるのでしっかりとした内容の保証を付けておくことが万が一に備えとても大切です。

まなみさん、車の損害保険、入っていますよね?

まなみ:
入っています。

糸数:
安心じゃないですか?

まなみ:
はい。やっぱり保険に入っていないと不安ですよね。

糸数:
そうですよね。車のランクを1つ下げてでも、保険に入ったほうが安心ですよね。そういう理由で、僕はいつもおすすめしているのです。

保証については、墓石会社がやっているものと、保険会社がやっているものの2種類があるので、今日はその2つに分けて説明していきたいと思います。

まず墓石会社による保証というのは、例えば業者が工事した段階で起こる破損などを保証します。

私どもに関しては、もし傾いた場合には保証しますというのを、10年保証でやっています。ただ、それは会社によって異なります。

保証内容を口頭で伝えられたとしても、実際には明確な基準がないことも多いので、曖昧になってしまうことを避けるためにきちんと保証書を発行してもらうことをおすすめします。

一方、保険会社が対象とする保険というのは、私達のような墓屋さんがカバーできないものになってきます。

例えば自然災害などの保証は、保険会社の保険によってカバーできるものがありますので、ぜひ皆さんある程度予算があるのであれば、お墓を1サイズ小さいものにしてでも、検討してほしいと思います。

実際に入られる方は100人に1人いらっしゃらないぐらいですが、万が一の時にとても安心ですよ。

それでは実際に、私どものような墓石業者が行う保証というのは何なのかを一緒に考えていきましょう。

皆さんお墓を買われる時って、あまり保証のことまで考えないで買われる方が結構多いんです。

それはなぜかというと、心に余裕がないから。こちらから保証について言われるまで、気が付かれない方も多いです。

ですから、うちはチラシにも「10年保証」と書いています。お客さんに「あ、10年保証なんだ」って気づいていただくためです。

そして、墓石の保証期間なのですが、業者の保証には期間が設けられていることがほとんどですので、対象期間について事前に確認しておくことが大切です。

多くの業者では対象期間5年というものが多くなっています。中には3年という期間が短い場合や、逆に長期にわたる保証をしている業者もあります。

実際の保証内容と合わせて対象期間についてもしっかり調べたほうがいい、ということですね。

まなみさんも車の保険に入る際、期間は通常1年だと思いますが、内容もチェックしますよね。どんな内容に気を付ける?例えばぶつかった場合に、対物保証するとか、無期限に保証するとか…。

まなみ:
あと、その金額とか。

糸数:
そうそう。あとは自損事故した場合にも保険をかけるとか、色々ありますよね。そうやってじっくり調べると思います。

同じように、お墓の保証についても、どのような範囲を保証してもらえるのかしっかりと調べる必要があるということです。

そして、できればその内容は保証書に書かれていたほうがいいです。何をもって保証かというのがわからないと、何か起こった時に大変ですから。

まなみ:
そうですね。

糸数:
ですから、「ここまでの保証ですよ」ということはしっかりと書面で確認したほうがいいです。

たまに「うちは基本的に永久保証です」ということを言うところもありますが、それってどうですか、まなみさん?

保証書は発行してくれないけど「大体のものは無料で修理しますよ」なんて言われたら。

まなみ:
信じたいですけど、保証書がないとちょっと不安ですね。

糸数:
75歳の社長さんに言われたんだとしたら、どう?

まなみ:
それは心配ですね。

糸数:
そうですよね。紙に書いていないから。

まなみ:
アバウトですね。

糸数:
アバウトですよね。70代の方に「誠心誠意、保証します」と言われても。息子の代になった時に「お父さんがそう言っていました」と言っても、ねぇ?

まなみ:
「いや、聞いてない」ってなりそうです。

糸数:
そうですよね。やはり「言った、言わない」と問題になりますから、明確にしておくことがとても大切です。

墓石の保証を証明する書類の発行は必ずしてもらってくださいね。

まなみ:
発行されない場合もあるんですか?

糸数:
おそらくですが、その方が多いかと思います。墓石のアフターケアを受ける際に、きちんと証明できるよう保証書は必ず発行してもらいましょう。

事前に発行できるかどうか確認しておくことも大切ですね。後から「保証書の発行がされなかった」というトラブルを回避することができます。

お墓って多分マンションに次いで大きい買い物ですよね。車と同じぐらい、もしくは車を超えるぐらいなので、ぜひ保証書は発行してもらってください。

悲しいことに、中には書類を発行してくれない業者も現実にはいます。口頭の説明だけでは、対処してもらえない可能性もありますのでトラブル回避の意味でもやはり保証書は必要ですね。

複数の業者を検討している場合には、保証書の発行の可否を合わせて問い合わせておくと安心です。

A業者、B業者、C業者とあって、お墓の注文を検討される際には、「保証書は発行できますか」とそれぞれに電話で聞いてみましょう。

それで、「うちはアフターサービスが充実しています」と口頭で言われる所と、書面で発行される所とでは、やはり深さの違いがわかるかと思います。

また、中国などの海外産の石材を墓石として使用する場合、保証を付けることができない場合があるので注意が必要です。

保証の対象となる石材であるかどうかもしっかり確認すると後でトラブル発生を回避できますよ。

うちは中国の工場で作っていますが、もちろんしっかり10年間の保証書を発行しています。

引き渡しした日から10年しっかりと保証しているので、安心かと思います。

ここからここまでの範囲を保証します、ということを全部書類に入れてお渡しすることにしているんです。

そうすると、お互い緊張感が出ていいですよね。ですから私達はそうすることをとても大切にしています。

保証が付かなくて安い車ってありますよね?

まなみ:
とても安いやつとか、ありますね。

糸数:
道に止めている車とかあるでしょう。保証は付かないけど、というもの。あれなんて、便利だけどちょっと怖くない?

まなみ:
ちょっと怖いですね。何があるかわからないし、それで実際何か起きてしまった時とか。

糸数:
ちょっと後悔しますよね。うちのお墓でも、リーズナブルなものからある程度のものまでありますが、全てに10年保証をつけています。

安いものから高いものまで、全部必ず保証はつけているのですね。

なぜかというと、みくにが販売しているからです。みくにが販売している以上、「これは保証外です」とか、「これは入りません」ということは一切ありません。

価格も10年間保証することを踏まえた値段となっているので、在庫一掃セールみたいなことはやらないのです。

それは、目に見えない保証という部分を、とても大切だと考えているからです。

まなみ:
そうですね。いざとなった時にすごくありがたみがわかりますよね。

糸数:
まなみさんは今まで何かを購入して保証で助かったことってありますか?

まなみ:
保証で助かったことですか。保証を使ったことはないんですけど、でも、電化製品とか買う時とかに保証書がついてきたりするので…。

糸数:
車に乗っていて、車の保険使ったことない?

まなみ:
あります。1回ぶつけられた時があって、その時に、お世話になりましたね。

糸数:
そうですよね。ですから、何かが起こった時のため、備えあれば患いなしです。

沖縄は車の損害保険の加入率も50%ほどだって聞くんですよね。恐ろしいです。

物のランクを少し下げてでもいいから保証や保険を付けるということを、本当にぜひおすすめしたいなと思います。

ラジオを聴かれている皆さんの中にも、例えばこれから知り合いからお墓を買うという方もいらっしゃるかと思います。

そんな時、言いにくいかとは思うのですが、「何年保証してくれますか」と保証期間を訪ねてみましょう。そして、書面で発行してもらえるかどうかもぜひ聞いてみてください。

まなみ:
何かあった時では遅いのでね。

糸数:
今、うちの会社にも2件ほど「墓が傾いている」というご相談が来ています。

それは土砂、地盤の関係でずれているようなのですが、そういったこともあるので、やはりそういうことを考えると怖いですよね。傾いたり、ひび割れしたり。

この間実際に見て来たのですが、完全に地盤沈下していたんですね。

「これ直せますか」というお問い合わせだったので、全部調査したのですが、そこでは10基ほどのお墓が地盤沈下していました。

そうなると大変で、それだけのものが地盤沈下しているので「○○さんのお墓だけを直そうとしても、これは無理ですよ」とお伝えしました。

全体的に傾いていたため、「予算を作って新しいお墓を作ったほうがいいと思いますよ」ということをお勧めしたんです。

ですから、こういったこともありますので、ぜひ皆さんも勇気を持って保証書の発行を依頼してほしいと思いますね。

そして、保証の適用条件を確認すべき、ということを一緒に考えていきたいのですが。わかりやすく言うと、どういう時に保証の対象になるかということですね。

保証対象となる範囲と、また難しい言葉を使うと「免責事項」というのがあるんですね。免責というのは「これは保証対象になりませんよ」という項目のことです。

どういう時に保証の対象になるかということについてですが、どんなに私たちが何かの保証に入ったとしても、適用条件があまりにも厳しくて、事が起こった時に「これは対象じゃあありません」なんて言われると困りますよね。

一般的に多くの場合ではどこまでが対象になるかというと、お墓を建ててすぐに墓石が傾いてしまった場合や、墓石設置工事の際にお墓の一部を傷つけてしまった場合が当てはまります。

墓石ってすごく重いのでそれなりに大きい重機を使うんですね。その時に墓石を傷つけてしまうということも起こり得ます。

広い所に建てるのであれば難しくないですが、墓石ってくっついていたりするんですよね。

ですからうちでも、隣同士が近い場所にどんどん建てていく場合があり、本当にギリギリの所に墓石を持って来なくてはならないため、傷つけてしまう可能性も起こり得るのです。

ほとんどのお墓業者は「傷つけてしまいました」と正直に言うと思いますので、そういう場合に保証が当てはまります。

逆に免責、保証の対象とならない場合というのは、これはあまりないですが、お墓の所有者の過失によりお墓が損傷した場合です。わかる?

まなみ:
何かやってしまって傷がついたり。

糸数:
そうそう。例えば勝手に自分でちょっとデザイン入れようと思い、墓標を外そうと思ったんだけど、他の所を切ってしまったりとか、よくあるのはそういった例です。

また、地震や落雷などの自然災害によるものもほとんど対象にならないことが多いですね。

ですから、その適用範囲を調べることはとても大切です。

保証が10年ついていようが、5年ついていようが、どこが対象でどこが対象じゃないのか、それをきちんと調べておく必要があります。

不安な方は、墓石会社が入れてくれている保証以外にも、保険会社の保証にも入ったりするといいと思います。その際は保証内容が被ってしまうと意味がないので…。

まなみ:
そうですね。墓石会社で保証されていない所を保証してもらったほうがいいですよね。

糸数:
そうですね。ですから沖縄もいくら地震がないとはいえ、梅雨などに雨もたくさん降りますし、そうなるとすごく地盤が緩い所がありますよね。

特に今年はユンヂチと言ってお墓をどんどん建てていく年になりますから、通常はお墓の基礎を作った際には3~5年ほど寝かせて安定させますが、それをやらずにどんどん建ててしまう場合もあるかもしれません。

その場合、地盤が固まっていない、まだゆるい所に建ててしまうとか、そういったことも起こり得ます。

僕は天災で壊れてしまったお墓の現場を見に行くこともあるのですが、やはりそういう時にはすごく心が痛みます。

とてもかわいそうだなと思うのですが、天災で起こったことなので、お墓業者は保証できません。

僕たちにはどうしようもありませんが、とてもいたたまれない気持ちになるんですね。

ですから、是非皆さん、お墓を買う際には色んな保証について、調べてみてくださいね。

この記事を書いたプロ

糸数盛夫

お墓に関する多種多様な問題を専門知識で解決するプロ

糸数盛夫(◆墓石販売:みくに株式会社(平成28年設立)◆施工:おはかのみくに合同会社(平成31年3月設立))

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