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  1. 『立地はどこがいいのか?』生前墓を立てる前に知っておく方がいいこと【ラジオ】
糸数盛夫

お墓に関する多種多様な問題を専門知識で解決するプロ

糸数盛夫(いとかずもりお) / お墓ディレクター

◆墓石販売:みくに株式会社(平成28年設立)◆施工:おはかのみくに合同会社(平成31年3月設立)

コラム

『立地はどこがいいのか?』生前墓を立てる前に知っておく方がいいこと【ラジオ】

2019年11月29日

テーマ:ラジオ放送『幸せを招く先祖とお墓の話』

コラムカテゴリ:冠婚葬祭






糸数:
沖縄は琉球という独自の文化を持っているのでお墓も本土とはちがいます。私たちのお客さんには沖縄の方も多いんですが、本土から移住した人たちも多いので、お墓の形も様々になっています。

今日は生前にお墓を建てる人がなぜ多くなっているのかを一緒に考えたいと思います。ユキさん、生前お墓を建てる人って何%くらいいると思いますか。

ユキ:
30%くらいですか。

糸数:
そうなんです。地域によって差はあるんですが、だいたい25.6%です。

突然不幸があった時にお墓を買おうとするとあたふたしますよね。ユキさんは突然何かが起こってあたふたした状態で物を買ったことってありますか。

ユキ:
あります。ろくなことないですよね。

糸数:
女性だとストッキングが伝線したから買う、とかですかね。それはまだ値段が安いから別にいいですよね。

ユキ:
昨日も時間がないのに買い物に行って、いっぱい買い忘れたり逆にいらないものを買ったりしてしまいました。

糸数:
そういうことありますよね。突然あわてて買うと満足のいくものが買えなかったりするものです。だから私たちはこの番組で、お墓を衝動買いせず、多くの選択肢の中からゆっくり選んで買っていただくために、色々アドバイスをさせていただいています。

お墓を建てる時によく出てくる質問が「どのくらいのお墓を買ったらいいですか」というものです。ユキさんはたとえば普通の買い物だったらどうやって情報を得ていますか?

ユキ:
どんなものがあるのかとか相場を調べてからお店に行きます。

糸数:
例えば洋服などは失敗してもワンシーズン我慢すれば済んだりしますよね。でもお墓は人に譲ったりできないので、後悔しないようにしたいですね。


◆土葬の文化



糸数:ところでユキさん何か不思議な体験をしたそうですね。

ユキ:
この前の土日に浜比嘉島の集落でガン、コウとも言うんですが、棺を入れてお墓まで運ぶ神輿のようなものを修復してお祝いする十二年に一度のお祭りを見に行ってきました。土葬の頃はこんなふうにして運んでいたんだな、と貴重な体験ができました。

糸数:
沖縄は一昔前まで土葬だったので、火葬されていないお骨がまだまだたくさんあるんです。本土とは文化や歴史がちがうので、こういうものは伝えていく必要があると思っています。いい経験をしましたね。

ユキ:
形だけでもお祭りという形で残してくれているのは素晴らしいと思いました。

糸数:
こういう文化というものは一見経済効率はないんだけれども、伝えていくことはとても大切じゃないかなと思っています。私は個人としてはクリスチャンなんですが、お墓を大切にするということに宗教は関係ないと思っています。

自分たちのルーツを大切にするということは人間の基本じゃないかと思うんです。人間の生き死にというのは目をそむけたくなる内容ですが、いつか必ず起こることなので、そのときのための選択肢を提供するのが私のミッションの一つだと思っています。


◆お墓を立てる場所について



糸数:
さっきの話に戻りますが、私たちは何かを買う時にグーグルで検索したりしますよね。お墓もそうなんですが、私たちは後悔のないようにお墓を買ってほしいという気持ちから「お墓を建てる前に読む本」という冊子を無料でお客さんに差し上げています。

ユキさん、お墓の相場ってどれくらいだと思いますか。

ユキ:
300万円くらいでしょうか。

糸数:
当たりです。200~300万円くらいと言われています。地方によって値段は様々で、たとえば東日本だと170万円くらい、西日本は175万円くらいです。

沖縄は戦争の影響や文化の違いから檀家という制度がないので、土地から探すことになるためどうしてもちょっとだけ値段が高くなるんです。200~500万円なんて聞くと慎重になりますよね。

さらに個人のお墓に入るか、霊園から土地を借りるかでまた値段は変わってきます。買うことと借りることそれぞれにメリットとデメリットがあるので、よく比較して購入するといいです。

ユキ:
沖縄では霊園に入っているお墓より、道沿いにあるお墓の方がよく目につきます。

糸数:
そういうお墓を目にした時、本土の方はどう思うんですか。

ユキ:
大きいなと思います。

糸数:
恐怖感とかはありますか。

ユキ:
恐怖感はないですね。

糸数:
観光立国という観点からすると、国道の右にも左にもお墓があるというのはいかがなものかということで、現在はなるべくお墓を集約していこうという流れになっています。

大きな道を通す時にも、ぽつんとお墓があるとなかなかスムーズにはいかない。私たちにはお墓を移動する専門のチームもあるので、弁護士や司法書士や裁判所など色々なところと絡みながら対応しています。

個人墓を建てる場合は、まず土地を探すところからスタートします。海が見えるところがいいとか、アクセスのいいところがいいなど様々な希望がありますが、ユキさんだったらどんなところがいいですか。

ユキ:
やっぱりお参りしてくれる人が行きやすい場所がいいです。

糸数:
それは大切な条件ですよね。私なりのたとえなんですが、たとえば霊園はマンション、個人墓を一軒家だとすると、一軒家を持っている人は管理費はかかりませんが、自分で管理しなければなりません。

つまり一般墓は、草を抜いたり、掃除をしたり、お墓参りの時の駐車場の確保や補修・修繕・建て替えなどを自分たちですることになります。管理墓は全て管理してもらえるけれど管理費がかかります。ライフスタイルにあわせて選択するといいですね。

今日も娘さんばかりいらっしゃるお客さんで、まだまだ綺麗だけれどお墓を閉めるというご相談がありました。沖縄は男性がお墓を継ぐのが一般的なのでお墓を継ぐ人がいないんですね。

若いうちにやらないと娘さんたちに負担がかかるということで生前に行われるというパターンなんですが、このような動きが最近はどんどん加速しています。

本土は檀家制度があるのでそういうことも含めて全部やってもらえるんですが、沖縄はそうではないんです。でも沖縄の制度のいいところは親戚が集まってお墓の面倒を見るので絆が深くなるというところです。

そうやって自分たちのルーツを確認するのは大切なことですね。


◆一般墓と霊園ではどちらがいいのか



糸数:
一般墓と霊園はどちらがいいですか、という質問をよくいただくんですが、そういう時私は、ご自宅はどちらですか、集まる親族が多いですか、親族みんなのアクセスがいいところはどこですか、跡取りはいますか、駐車場は広い方がいいですか、などを聞かせていただいて、その情報を元にアドバイスさせていただいています。

本土だとお寺や特定の財団法人が管理している霊園が主流ですよね。お寺の檀家になると、法事の際などにお寺のサポートを受けることができます。

もちろんその分お布施を納めなければならなりません。お布施の額は宗派によって値段が変わってくるので、あらかじめきちんと聞いて契約しなければなりません。

墓石の代金だけでなく、その後のアフターフォローについての値段もきちんと確認しておく必要があります。また、永代使用料は全国でバラバラなので、自分の経済状況と照らし合わせて口コミなども参考にしながら買うといいです。

情報を集めるなら若いうちがいいですよね。年取ると億劫になってくるので早めに集めましょう。

沖縄では自治体が管理する土地を売っていたりもするので、よく調べてみてください。公営の霊園は民間より安いのが特徴ですが、倍率が高いので時間をかけて何度もチャレンジするといいしょう。


この記事を書いたプロ

糸数盛夫

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