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糸数盛夫

お墓に関する多種多様な問題を専門知識で解決するプロ

糸数盛夫(いとかずもりお) / お墓ディレクター

◆墓石販売:みくに株式会社(平成28年設立)◆施工:おはかのみくに合同会社(平成31年3月設立)

コラム

沖縄の様々な墓じまいの形とそれぞれの事情【ラジオ】

2019年11月15日 公開 / 2019年11月23日更新

テーマ:ラジオ放送『幸せを招く先祖とお墓の話』

コラムカテゴリ:冠婚葬祭






糸数:
実際にお墓を移すと決めたら、今まで利用していたお墓を撤去しないといけないですね。このお墓の撤去はもちろん私たちのような石材店にお願いするんですけど。

石の大きさで解体費用が変わります。それとお墓は石塔とか灯篭とかいろんなものが組み合わさっているので、それによっても変わる。そのお墓の大きさによっても費用が変わるために大体一坪いくらくらいかが変わるんですね。

費用が変わる一番の要因はユンボとかダンプカーなどの重機。重機をお墓の目の前まで持って行けるならめちゃくちゃ安いんですね。

例えば昨日の一件目のお客さんの場合は不可能、これは莫大なお金がかかりますということだったんですけど。二件目の契約したお客さんは車が行けるのでこれくらいですということになったので。

まなみさんのおばあちゃんのお墓って隣とくっついてる?

まなみ:

塀がくっついてます。

糸数:

そういうときってめちゃくちゃ難しんですね。なんでかっていうと今回のお客さんもそうですけど何十棟とくっついてるお墓を壊すときに隣のお墓を傷つけたら大変ですよね。

隣と塀がくっついているのですごく難しい。ですからこれにお金がかかるっていう。

今日契約するところもちょうど真ん中にあって、右も左もまだまだ使うお墓があるので、その真ん中のお墓を取り除くためには重機だけでなく、人間の手で特殊な機械で壊していくのでお金がかかるんですね。

壊すところだけ傷つけてもいいんですけどその両隣は傷つけてはいけないということですごくお金がかかるんですね。

お墓って下にセメントが敷かれていますよね。この基礎の部分も撤去するためにまたお金がかかるんですよ。市町村によって違うんですけど、土が見えるように全部撤去しないといけないんですね。

お墓って新しく作る人は0から作りたいって言うんですね。そういうのがあるので土が見えるように基礎も全部取らないといけないというのでお金がかかる。更地にするっていいますけど。

私どもはこれ以上追加料金が出ないよう2、3社に細かい見積もりを取ってくださいって言うんですね。ですから今回契約するお客さんも私どもはプロなので細かく見積もりを書くんです。


檀家における離檀料



糸数:

お寺の場合檀家さんっていうグループがあるんですけど、やめる場合の離檀料についても話してほしいということがあったので今日はそれも話せればと思います。

お墓を移転するのに今までお付き合いしてるお墓から離れるときに檀家をやめる場合、住職にもちろん連絡する必要がありますね。住居で言うところの大家さんみたいなものですよね。

新しいお墓に行くって時に、離檀という手続きが必要です。

本土の方々は数世代にわたってお世話になっている住職に家庭の事情とかで離檀する場合は、細かく話をすることが大切なんですね。そして今まで供養していただいた気持ちを離檀料として払うのがマナーなんです。

支払う金額は気持ちなので決まった金額はないんですね。お墓を移転するにあたって、今後の付き合いが途切れてしまうことに配慮して大体5万円とか10万円。

これはお世話になった気持ちなので数値化できないんですね。その辺は本当に気持ち、あんまり無理してもダメだし、その人の経済状態によって変わってくるので、5~10万円っていうのもあるし、家族と話してくださいってことですね。

まなみ:

そうですよね、長くお世話になってるってなったらまた変わってきますよね。

糸数:

ですね。ですからお世話になった長さによって、それ以上の金額を求められるケースもあるんですけど、高額になり過ぎないように住職と相談していくのが望ましい。

これで裁判になったりするととても悲しいので。相手も人間なので相談したほうがいいと思いますね。




新しいお墓にかかる費用




次は新しいお墓のための費用なんですけど。

例えば古いお墓を移転して、新しく用意するのに費用がかかるってことですね。今日は墓じまいの費用ってことで、墓じまいって何度も言いますけど、完全にお墓を閉めて絶対にお墓を作らないで永代供養する人たちももちろんいます。

もうお墓を作らない、自分の代、自分が亡くなったらすべて永代供養するっていう人たち。もう一つは今までの墓が大きかったので今度は新しくお墓を小さくしたい、もしくは自分の住んでる近くに墓を作りたいって方々がいるので。

これは大きさによってばらばらなんですけど、新たにお墓を作る場合は墓地の取得や墓石を購入するために100~200万円、それ以上かかることもあるんですけど、それは皆さんがお墓の大きさと自分の懐事情と相談して決めていった方がいいですよ。

特殊な場合は今利用している墓石をそのまま移転する方法もあります。本土のような御影石とかの石で作ってるのはできるかもしれないですけど、沖縄のセメントのお墓とかはまず無理ですよね、壊さないといけないから。

今あるお墓を新しいところに移築する費用がとりわけ高くなったりするので、相談して新しく作った方がいいのか、それとも移築した方がいいのかを決めたらいいと思います。

墓石を移転するときには自分の土地だったらもちろん費用がかからないですけど、墓地を借りる場合は使用料がかかりますので、その辺はどこに移すかによって値段が変わるので、墓地を買うのか借りるのかによって値段が違うのでゆっくり調べた方がいいですよ。



魂抜き・根性抜き


また、お墓の場合、希望するお墓のデザインも作ることができるので、自分の予算とデザインとでお近くのお墓屋さんと相談してください。古いお墓を壊すときに一つ儀式を行うんですね。

これを沖縄の方言で魂抜き、本土では根性抜きって言うらしいんですけど、ここにある霊を一回取るんですね。墓を壊す業者はそれを聞くんですね、これは魂抜きやられてるのって。

慣れてるところはいいんですけど、魂抜きをしてもらって撤去してもらうっていう。お墓には昔から先祖が眠っているというのがあるので、そのために魂抜き、根性抜きをやって墓石を撤去するのが習わしになっているんですね。

墓石の移転や撤去などを自分ができない場合はお寺や石材店の人たちに撤去の際に魂抜きをお願いする場合もあるということです。

本人がどうしてもその現場に行けない場合は電話して魂抜きをお願いしますって伝えるってことですね。

これどれくらい時間がかかるかっていうとですね、宗派によっていろいろあるんですけど大体30~60分くらい。お坊さんたちがお祈りして、花と供え物の用意をして、お墓を掃除してから行います。

そのときに住職さんに渡す費用がいくらかってことですけど、大体3万円くらいお渡しする。決まった金額というのはないんですけど。

お布施って結構デリケートな部分なんですけど、住職さんに何かを頼むときは大体いくらくらいかってことを確認した方がいいですよ。

この3万円以上かかるときはどういうときかというと、例えば距離が遠いとき。そのときはお布施とは別にお車代やお膳代ということで封筒に入れるといいです。

それは住職さんとの関係によって値段が変わるので相談して決めてはどうでしょうかということです。



沖縄の門中制度における墓じまい



糸数:沖縄県の墓じまい事情ということで、費用以外の問題も少し話していきたいんですけど。これまで沖縄では門中っていう親戚が一つに集まってお参りをする文化があったんですけど、今沖縄を離れて本土で過ごす人たちが増えてますよね。

そのために門中から離れて家族で墓を持つ家庭が増えてるんですね。そうすると今まで清明祭とかでお墓の周りの草を取ってた人たちが減るんですね。

そうするとハブが出てきたりとかいろんな問題が出てくるので墓じまいは増えているってことですね。草は1年間放っておくとどんどん生えてくるので、放置しているととんでもないことになります。

それだったら墓じまいをしようかって人たちが増えていくので、これはご先祖のためでもあるんですけど、お世話になってるお墓のためにも新しいお墓を作るにしても、いろんな理由で墓じまいが増えているってことですね。

墓じまいするポイントとしては費用以外にも供養について親族と相談することがとても大切です。

たまにあるのは親族に確認しないで墓じまいをしてしまって、あとで親族がびっくりするっていうこと。費用も手続きも複雑なんですけど、お墓を守っていくときには親戚や子供たちとも話し合った方がいいですよ。



墓じまいの費用は家族の負担にならないことが大切



最後になりますけど、墓じまいの費用を考えるなら家族に負担にならないようにすることが大切です。

例えばお墓が住んでる場所から遠く、道が整備されていないなど足腰が不自由だったりするとお墓参りする機会が減ってしまう。

今までのお墓の利便性が悪いなら墓じまいを考える時期でもあります。親戚同士で相談しながらプランを考えていくと親戚間のきずなも深まっていくのでいいと思います。

未来のために先祖の想いを託す墓じまいということでまとめに入ります。

沖縄県では時代の変化によって生活環境が大きく変わっていますけど、墓じまいにかかる費用は墓石の解体や撤去とかいろいろとかかるので、あと役所の改葬手続きとかですね。

費用をちゃんと捻出してからスタートすることが大切です。

大きさによりますけど30万円とか50万円、あるいはそれ以上かかったりするので十分に見積もりを取ってほしいと思います。

親戚と相談して仲良く墓じまいするのがベストだと思います。

今日は墓じまいの費用について徹底解説しました。



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