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足立信一

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足立信一(あだちしんいち) / 宅地建物取引士

株式会社 沖拓建設

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コラム

二世帯住宅の電気・ガスメーターは、わけるべき?わけないべき?

2018年7月25日

テーマ:二世帯住宅で快適生活をおくる

コラムカテゴリ:住宅・建物

二世帯が一緒に暮らす際、毎月の電気代、ガス代の支払いはどうしたらいいでしょう。

電気メーターを一つにした場合

二世帯住宅で親世代と一緒に住んでいる方々は毎月の電気代、ガス代をどうしているのでしょうか。メーターを一つにしているご家庭では、親世代、子世代どちらかの名義で電気会社、ガス会社と契約し、毎月送られてくる請求額に応じて半分ずつ出すことにしているご家庭が多いようです。

親世代2人、子世代夫婦に子供が一人、計5人が二世帯住宅に住んでいるとしましょう。総務省のデータによれば、5人世帯の1ヵ月の電気代は平均1万3512円となっています。このデータで計算すると親世代、子世代、それぞれ半分の6千756円ずつ出し合うということになります。

電気のメーターを一つにしておくメリットとして基本料金を二重に支払わずにすむということがあります。契約するアンペアによって基本料金が違ってきますが、月毎に12回基本料金を二重に払うことを考えれば、年間のメリットは少なくはありません。

ただ、電気メーターを一つにした場合、次のようなデメリットも考えられます。
毎月の電気料金は、その月に使用した消費電力量(kWh)に料金単価(円/kWh)を掛けて計算します。「当たり前」とおもわれるかもしれませんが、使用した消費電力量に掛ける「料金単価(円/kWh)」は3つの段階に分かれ、使用量が多くなるほど単価が高くなります。電気料金の「3段階料金」と言われるものです。

第1段階料金は使用電力量120kWhまで適用され比較的安い料金設定。
第2段階料金は120~300kWhに適用される料金で平均的な料金設定。
第3段階料金は300kWh以上の使用電力量に適用される料金で、ここから料金単価が高くなります。

沖縄電力の場合、
第1段階10~120kWhまでの料金単価は「1kWh 22.53円」。
第2段階120kWh~300kWhまでは「1kWh 27.97円」。
第3段階300kWhからは「1kWh 29.91円」です。

二世帯住宅に電気メーターが一つとし、1ヵ月の使用電力量を500kWhとしてみましょう。この場合、300kWh以上の電力使用量ですから、一番高い第3段階料金で計算されることになるわけです。

また、電気メーターが一つの場合デメリットとして、たとえば子世代が家計のため電気代を節約しても、親世代が節電していないのでは節約の甲斐がないというようなこともあり得るでしょうし、親の名義で契約した電気料金の請求書を嫁の立場から「見せて下さい」とは言いにくい、といったこともあるでしょう。

電気メーターを分けた場合

電気メーターを分けた場合のメリットは、気兼ねなく電気を使用できるということです。節電についても自分たちの考えで実行し、その結果もはっきり把握できます。

そして、電気メーターが分かれていれば、親世代、子世代にそれぞれ使用した分だけの請求が来るわけですから、片方の使用量が少なく、もう片方が多いという場合、使用量が少ない世代が不公平感を持つということがありません。

また、食費と電気料金を子世代が全額負担しているという二世帯住宅へのアンケート調査では、その約3割がある程度の不満を感じつつ負担している、という結果が出ています。
不公平感、不満は、それが小さいうちはいいですが、徐々に溜まり、大きくなると、諍いの原因になります。

二世帯住宅に住んでいる方々の多くが、電気代を折半にしたり、負担の割合を決めているのも、こうしたことを回避するためです。

電気メーターを分けた場合のデメリットは、基本料金を二重に支払ことになる、メーターの設置費用がかかるということがあげられますが、しかし、二つの世代が気持ちよく暮らすために必要と判断されたなら、家の設計段階から話し合って決めておくことをおすすめします。

家が出来上がってからメーターを取り付けるためにあらためて業者がやって来るというのは、場合によって気詰まりになるかもしれません。
もし、家の完成後、電気メーターを別に取り付けることになっても、やはり事前によく話し合うことが大切です。

ガス料金について

電気と共にガスも毎日使うものですが、親世代、子世代でガス料金を明確にしたい場合はガスメーターを二つつけることになります。

ただ、ガスにも電気と同じく基本料金と従量料金があります。そして、都市ガスの場合、基本料金はガスメーター1個に対し適用されます。つまり、二世帯でもメーターが1個なら請求は1つ、2個なら請求は2つになるということです。

ガスは都市ガスとプロパンガスがありますが、都市ガスは「都市ガス供給エリア」に限られます。新しい土地に二世帯住宅をお考えの場合は、都市ガスが使えるかどうか確認する必要があります。
その点も含め二世帯住宅をお考えであれば私たち沖拓建設にご相談下さい。

この記事を書いたプロ

足立信一

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足立信一(株式会社 沖拓建設)

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