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伊良波朝義プロのご紹介
日本と琉球、両方の建築文化を取り入れた斬新な建築設計(2/3)
家は人を育て、人を変える
沖縄に戻った伊良波さんは1997年、那覇市内に義空間設計工房を開設します。しかし「当初は大変だった」といいます。東京から帰ってすぐに、県内の設計事務所や建築関連企業に勤めた経験もないまま自分の事務所を立ち上げたので伝手もまったくありませんでした。それでも「住宅を中心に少しずつ仕事を増やしていった」そうです。そんななかで印象的なエピソードもたくさんあるといいます。
夫婦に子どもひとりの家庭が家を新築することになりました。子どもさんが引っ込み思案なことを念頭に、伊良波さんは階段に工夫を凝らしました。成長に合わせてぶら下がって遊んだり、本を読んだり、寝転がったりできるようにしたのです。完成後一年ほど経って点検に訪れてみると、自分から話しかけることのなかった子どもさんが「いらはさ~ん!」と叫びながら駆け寄ってきたそうです。
「家は人を育てると、あらためて実感しましたね」と伊良波さんは振り返ります。
もうひとつのケースは、結婚後15年経っても子どもができなかった夫婦。なかばあきらめていたのか、家を新築する際に子ども部屋の要求がなかったそうです。しかし伊良波さんはあえて子ども部屋としても将来使える多目的スペースや、星が見えるテラスも提案したそうです。
それから二年ほど経って、この夫婦に子どもが生まれました。その後ふたりめも生まれ、「星空テラスで元気に遊んでいるのでは」と伊良波さんはいいます。
「家は人を変えるんだと、心から思いました」
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