コラム
『粗供養』そくようとは?・・・どんな時に必要なのでしょうか?
2015年9月18日 公開 / 2015年10月15日更新
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
今回は『粗供養』についてです。以前のコラムにご葬儀が終わり、49日の法要が終わった後、香典を頂いた方にお返しをする香典返し(満中陰ギフト)も取り扱っていますと書いたと思います。
あまりお目にかからない言葉かもしれませんが、『粗供養』とは、地域(東日本・西日本)によっても異なりますので一概には断定はできないのですが、西日本に当たります岡山のことをメインに書かさせて頂きます。ただ岡山と申しましてもこちらも地域によって異なる場合がありますので一般的にとさせてください。(すみません)
前置きが長くなってしまいました。上記に書きました香典返しは、ご葬儀にお香典をお持ちいただいた方に49日の法要が過ぎてから、無事に法要が終わりましたという挨拶状をお付けして送ります。(余談になりますが、お通夜やお葬儀に参列した際、お香典を出した際、その場で頂く物を、立つ飯と書きまして、立飯(たちは)と言います。)『粗供養』とは49日の法要にお越し頂いた方に御礼でお持ち帰っていただく品物のことです。
『粗供養』を『祖供養』と書いてしまうことがありますが、これは間違いです。一見しますと、ご先祖様の『祖』なので、正しいように思われますが間違いなのでご注意ください。粗品と同じように謙遜の意味を込めて『粗』という字を使用します。
また49日当日、お供え物をお持ちいただく方々がいらっしゃると思うのですが、法要が終わりまして皆さんで食事をとることが多いと思います。その際に頂いたお供え物を開けて、お越しいただいた方々に均等に分けて持って帰っていただくことが多いようです。もし、法要をホール等で行う際はお願いできますが、ご自宅等で行う際は結構誰が行うかなどでバタバタしてしまうことがありますので役割分担を決めておいた方がいいと思います。
ちなみに関東地方では『粗供養』とは書かずに『志』と書くようです。同じような意味合いですのでどちらが間違いということはありませんが、もし不安に思われましたら、ご親戚、ご家族のご年配の方に一度お尋ねになられた方が間違いはないと思います。
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