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田岡良一

安心できる仏壇・墓石選びのプロ

田岡良一(たおかりょういち) / 仏壇アドバイザー

(株)田岡仏壇店

コラム

『香典返しなどの挨拶状の文』に句読点がなぜないのでしょうか?

2015年9月10日 公開 / 2020年8月21日更新

テーマ:香典返しについて

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。



あまり宣伝は、していないのですが『香典返しのギフト』を取り扱っています。



お客様に選んでいただきますギフトや、贈り先の方に選んでいただきますチョイスギフトを扱っています。割引も致しておりますのでもしご入用の時には田岡を思い出していただけましたら幸いです。



ご注文を頂く際、お客様と何度か打合せをさせて頂くのですが、その中に挨拶状があります。故人様の名前、ご戒名を入れるか否かなど打合せを行うのですが、その文面には句読点がありません。よく考えますと、例えば社長交代などの挨拶状にもありません。なぜ文に句読点がないのでしょうか?


実は理由があるんですね。



句読点は、主に慶事などに関係します文章や重要なお客様などに宛てました文章にも使いません。喪中はがき、結婚式の招待状などなど、句読点をつけませんね。

1、歴史的な理由について


元々の日本語には句読点はありませんでした。今やっている大河ドラマでも文(ふみ)が良く出てきますが、よく見ますとありません。明治時代になって使われ始めたそうですが、それは学校で子供が文を読みやすくするために付けたそうです。そのために大人の文に句読点をつけるのは『読めないだろう』という失礼にあたることがあるようでした。

2、幸せが切れないため


慶事に句読点を使わないのは、句読点を『切れる』、『終わる』という意味に置き換えてしまうためです。縁が切れるとか、幸せが終わってしまうといった意味にとられることがあるためです。


以上のことが理由なようです。また最後に文を読みやすくするための句読点ですが、つけないことが相手への敬意であったり、他にも段落を下げることも読みやすくするために考えられたことですが、賞状などにはこの段落を下げたりすることはありません。


句読点、一つをとってみましても様々な理由があるんだなと、今回初めて知りました。文章の書き方、難しいですね。理由についてなるほどと感じることもありましたが、ん?とも思いました。


生かさせていただいていることに感謝です。

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