『托鉢』ってご存知ですか？今朝、曹源寺のお坊様が托鉢にお見えになられました。

2015年8月1日公開 / 2020年8月21日更新

テーマ：仏事の知恵について

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムをご覧いただきありがとうございます。感謝です。

連日、岡山は猛暑です。今日は３６度の予想です。本当に暑いですね。

そんな中、我が家では・・・今朝６時に目が覚めますと嫁さんはじめ子供三人がごそごそと何やら用意をしていました。本日百間川で開催されているマラソン大会に行ってきます！と言って出ていきました。（数キロのファミリーコースだと思います）こんな暑い中行くの？と思いましたが・・・元気ですね。嫁さんに聞きますと行くかどうか迷っていたらしいのですが、友達に昨晩誘われ急遽行くことになったようです。ご苦労様です。

またそんな中、我が実家の円山では、母が出勤しようとしたところ、何やらお経の声が・・・振り向くと曹源寺のお寺様が托鉢（たくはつ）に来られていました。毎月、月初めに托鉢に来られます。

以前にも書きましたが、我が家の近所に曹源寺という臨済宗のお寺があります。岡山藩主池田家の墓所もある由緒あるお寺です。子供のころは、このお寺の前でラジオ体操を行っていましたし、お寺の中をよく散策していました。入ってすぐのところに池があるのですが、見事な蓮の花が咲いています。こちらが曹源寺・・・

みなさん『托鉢』ってご存知でしょうか？また皆様の家にはお寺様が托鉢に来られますでしょうか？托鉢とは、僧侶が自分の鉢（うつわ）を持って一般在家の宅を読経し廻り、信心の布施を頂戴し、自らの糧とする修行で,布施は金銭であったり、米であったり、或いは食物に限らず布や香である場合もあるのですが、現在ではほとんどお金あるいはお米が多いようです。
昔、『一休さん』という番組がありましたよね？一休さんでも托鉢をしていました。また托鉢を行うのは禅宗に限られます。

以前にもご紹介いたしましたが、曹源寺の修行僧は外国人が多くおられます。一番多いのはアメリカの方だと思います。今日の方は母曰く、中国人かベトナムの方？全然異なると思うのですが・・・と言っていました。とても大きな声で回っておられるので、母が托鉢に来られたことに気づき、車を降り、お賽銭をさせていただき、それに対してのお経を頂いたのですが、今日は炎天でしたので暑かったようです。お経が終わりますと、お坊さんが手を差し出しました。その仕草は、『どうぞ車へお戻りください！』といった手の出し方のようで、母はそのまま車に乗って会社にと向かいました。

托鉢は基本午前中とされていますが、この暑さです。熱中症に気を付けて頂きながら托鉢をしていただきたいです。

生かさせていただいていることに感謝です。

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