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吉井江里

歌・ピアノの指導や合唱指揮などで音楽の楽しさを伝えるプロ

吉井江里(よしいえり) / 教師

ソット・ヴォーチェ

コラム

舘野泉さんのインタビュー記事より「自分の感性が受け取ったものを楽しむ」そして「音楽の楽しみ方」

2023年5月9日

テーマ:音楽を楽しむために

コラムカテゴリ:スクール・習い事

少し前にピアニストの舘野泉さんの
インタビュー記事を読みました
「どんなピアノでもそこにあればなんでも弾けます。弾いて自分のものにしてしまう。もちろんそのピアノを好きにならなきゃ」

好みのピアノ、弾きやすい、鳴り易いなど色々あると思いますが
どのホールのどのピアノでも音程さえ合っていれば構わない。リハーサルで弾き込んだら
本番ではすっかり自分の相棒のような関係になっている。

リハーサル。いろんなタイプの演奏家がいると思いますが
何時間か与えられた時間で、しっかり弾いて響きやピアノの感じを掴む人もいれば
あまりリハーサルをされない方もいらっしゃることでしょう。

ピアノ 調律後

少し今は懐かしい気持ちになってしまいますが緊急事態宣言が出ていた時に岡山にフジコヘミングさんが来られてのコンサートがあり聴きに行きました。
緊急事態宣言下であってもやはり「生演奏を聴きたい」と思う人は多かったようで、払い戻し希望の人も少しいらしたけれどあとは来場していたそうです。

彼女の事務所の方がツイッターにリハーサル時の様子を写真に撮ってアップしていましたが、NHK交響楽団の弦楽メンバーとのピアノ五重奏の曲があったので合わせをされている様子の写真でした。
その会場によってピアノをどの位置に置いたらベストか、曲によっても楽器配置が違ってくるので、その位置を確かめてテープで「バミリ」することが必要になります。その位置に
テープを貼って、そこに椅子などを置く位置を決めることで「バミリ」と言います。

フジコさんのリハーサルの舞台での様子(写真)はピアノの前にシニアカーが置いてあって、それで移動されているのがわかりました。

本番の舞台では袖からピアノへの移動時は舞台のあかりを落とし、暗い中で杖とガードの方の支えで移動。その様子を明かりを落とすことでお客さんに見せない様に。
88歳(そのコンサート時)になって演奏活動で全国や、コロナが発生する前は世界中を移動する、そんな素晴らしいことができる方は稀だと思うのですが、重い病気にならない限り、同じことを休まず続けているからできるのかもしれない。でも、それにしても特別なことだと思うのです。

話を戻します。
舘野泉さんのインタビューの最後は「音楽はどこにいてもできる。いい先生につくとか、いい楽器じゃないといけないとかそういうことは関係ない。どなたでも音楽を楽しむ能力を持っていて、自分の感性が受け取ったものを楽しめばいい」
そうだなあ、まさにその通り。

自分の音楽ライフ、ますます大事にして進みましょう。
私もピアノや楽譜に向かう時間を大事にします。
そして仕事でお目にかかる皆さんとの時間も。

禁酒会館 
合唱練習の合間にホッと一息。

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