- お電話での
お問い合わせ - 090-4147-4303
コラム
食わず嫌い、聴かず嫌い、歌わず嫌いをやめてみませんか?
2022年5月2日
食わず嫌い、聴かず嫌い、歌わず嫌い
メルマガで以前に秋吉敏子さんについて書きました。
日本人でありながらニューヨークで活躍しているジャズピアニストです。
また、彼女はビッグバンドなども率いているし作編曲なども幅広くまさに「人生=音楽」の人だと思うんです。
私は幼い頃はずっとジャズを聴いて過ごしていました。父親の影響です。
好きなピアニスト、トリオ、フルートやサックス奏者、ビッグバンドなどレコードやFMの音源を好んで聴いていました。あの頃は家にオープンリールのカセットがあったように記憶しています。
当時よく聴いていたのは
ジャック・ルーシェ
オイゲンキケロ
オスカー・ピーターソン
マル・ウォルドロン
ビル・エヴァンス
マッコイ・タイナー
チャーリー・パーカー
ジョン・コルトレーン
などでした。
当時私は小学生だったのですが、クラシックよりよく聴いていたかもしれません。
ある程度の年齢になった時に秋吉敏子さんの演奏をラジオで聴いたんです。
でも、あまりよくわからなかった。難しく感じてしまった。
それから自分が日本人であると言うのに「日本人のジャズか・・・」と思ってしまっていたんです。
それは多分ジャズボーカリストの日本の女性が少しもてはやされた頃の印象が強かったかもしれません。
それに自分の年齢というのかな?
興味の対象も少しジャズなどから離れて行っていたことも原因の一つです。
2020年になって偶然車の中でFMから流れてきた秋吉さんの演奏を聴いた時、
「ああ、なんで今まで避けてきたのだろう?」と自分のことを反省しました。
その演奏は心にダイレクトに飛び込んできたんです。
その曲は下のアルバムに入っている曲でした。
モンテレー・ジャズ・フェスティヴァル実行委員会から制作委託されたエリントン・トリビュート作品。
オリジナル組曲は三部構成です(「セレブレイション・トゥ・デューク・エリントン」「ユーロジー」「デューク・フォー・ジ。エイジズ」)
和太鼓や雅楽の打楽器を使用した個性溢れる作品。
他の3曲がエリントン・ナンバーで占められ、
「歌を忘れて」「プレリュード・トウ・ア・キス」「デイ・ドリーム」を収録。
その説明文には「デュークの影武者ともいっていい名ピアニスト、ビリー・ストレイホーン作の「デイ・ドリーム」では、秋吉のいつもにない叙情的なピアノが楽しめる。続くタバキンの深く重いテナー・ソロも重厚なアンサンブルの編曲と上手く溶け込んでこの曲が持っていた軽やかなイメージに異なった魅力を付け加えている。力の抜けた秋吉のピアノには、今やエリントンを継ぐ最高のバンドのリーダーとしての自信が見え隠れする」とありました。
また、彼女が昔ピアノを手解きされた先生は中国にいて、文化革命の関係で二十二年間ピアノに触らせてもらえなかったという人。その先生への曲も昨日初めて聴いたけれどもうたまりませんでした。感動しました・・・・
『マイ・ティーチャー・ミスター・ヤン』(=『チャイナ・リメンバード』)
子供の頃ピアノを習った楊(ヤン)先生への感謝の意を込めた曲。
なんとなく自分に合わない、と思って聴かなかったけれど、今はもっともっと聴きたいと思う。
それは彼女ももちろん前に進んでいらっしゃるのですが、自分が変化したのだと思うのですよ。
あれは嫌い、苦手、と思っていても、突然「好き」に変わるかもしれない。音楽って案外そういうことは多いです。ぜひ「食わず嫌い」でいたものにも時間のあるときにチャレンジをしてで見るのも一つの手かもしれませんね。
関連するコラム
- ユーミンが好き!でも・・・・全く聴けなかった時期もある【昭和から平成、令和へ 生活の変化】 2022-06-19
- 歌の講座の男女の比率>私の担当講座の場合・やっぱり今後問題になる合唱の男声不足や諸々 2024-01-11
- 家で聴ける配信の音楽と生演奏を直に聴くことの違いには「音量」のこと、空気感も〜岡山フィルハーモニック管弦楽団第71回定期演奏会を聴いて 2022-03-16
- 合唱指導・歌の指導が仕事の私の【2020年〜2023年の生活振り返り】良かったこと集め 2023-11-05
- 歌が好き。でも、どこで歌うか? 2021-12-05
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
吉井江里プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
音を扱う仕事ですので電話に出られる時間は限られており、着信音も消していることが多いです。
メッセージを残していただければ折り返し連絡させていただきます。
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。