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吉井江里

歌・ピアノの指導や合唱指揮などで音楽の楽しさを伝えるプロ

吉井江里(よしいえり) / 教師

ソット・ヴォーチェ

コラム

レッスンの思い出【間違えたらすぐ退室】厳しい声楽のレッスン(でも今は感謝)

2022年3月13日

テーマ:つぶやき

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: ボーカルトレーニングボイストレーニングピアノレッスン

レッスンの思い出

高校生になって声楽のレッスンは学校の(音楽科でした)授業の中に組み込まれていました。
それまで小学校の高学年から中学、高校受験とお世話になった先生には
ピアノと声楽と聴音とコールユーブンゲンを教えていただきました。
どちらかというと私と一緒でその先生の声はソットヴォーチェ(柔らかく囁くような)でしたが
高校になって教えていただいた先生の声量がすごく大きくてびっくりしました。

いつもにこやかな先生はあるとき笑いながらこう言われました。
次からのレッスンはレッスン室に入って歌って、間違えたらそこで終わりだからね・・・・と。
そんな、レッスンって時間が決まっているのに突然そこで終了することなんてあるんだろうか?と半信半疑でしたが
本当にそのように行われました。

入ってお辞儀をして歌い出して間違えたら「はい、終わり」と言われ
え・・・と思いながらもさっさとレッスン室をでないといけない。
誰でも間違うことくらいあるよな、、、と思ったけれど
今ならわかります。先生の意図されたこと。

本番で間違えないような
「集中力」と「練習を重ねて間違えないように十分に準備をすること」
を教えてくださったんですね。
心を鬼にして真剣に向き合ってくださったと今は感謝しています。

この先生には他にも思い出があって
夏休みにご自宅にお招きいただきレッスンも受けてその後
「夏休みの宿題のピアノのスケール(音階)弾いてご覧」とおっしゃって・・・
私はまだ弾き込んでないし覚えてなくてできなくて、もう一人の子はできていて
「声楽科のOさんができているのに、ピアノ科の(私、高校はピアノ科でした)あなたができてないってどういうことなのか」と厳しく怒られてガックリ肩を落として帰りました。

悔しいのでそれから猛練習して全部ちゃんと弾けるようにして暗譜もしました。
実はスケールというのは音階で、指遣いとその調が構成されている音をおぼえる必要があり、調号なども(シャープやフラット)いくつついているかなどをちゃんと覚えないと弾けません。
そしてこれは全ての基本になるので曖昧なままではダメなのですね。
だから高一の夏休みはその曖昧さをなくすように宿題として皆に勉強を促し、
休み明けには試験があったわけで、先生に怒られなかったら休みの終わり頃に困っていたことでしょう。

高校一年の時は音楽科に入ったことを後悔していました。
みんなは私よりずっとピアノも歌も上手だし聴音やソルフェージュもスイスイとこなしていて、
自分は全然できていない。
でもそこで諦めないで前に進めたのは先生方と同級生のおかげだと思います。

それから何度も自信を喪失しそうな出来事はありましたが、なんとか今も続けられているのは本当にありがたいことです。

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