オーラルフレイルを考える【今自分でできることは何か】口の中のことは大事だけれど歯科へ行くのは辛い

2022年2月23日

テーマ：ボイストレーニング

コラムカテゴリ：美容・健康

コラムキーワード：ボイストレーニング、ボーカルトレーニング

この長く続くコロナ禍で高齢者の多くから「声が出にくくなった」「かすれる」という意見を聞きます。
もしもコロナの影響がないままだったとしても加齢は順調に進みますので何らかの「声」の出方や
飲み込みの力の減少はあったかもしれません。
しかし、このように外で楽しくおしゃべりがしにくい環境にあって、加速したことは否めない事実です。
どうか、日常の生活の中で工夫をしてなんとか「フレイル」から健康な状態へ戻していってほしいと思います。

実は私の家で同居している母の声も「少し掠れて」おり、その上「高い声がひっくり返って」いるのがはっきりと症状として表れています。

オーラルフレイルの状態での症状としては
・口周りのトラブル
「滑舌がはっきりしない」
「飲み込むときにむせることがある」
「よくこぼす」
などが表れます。

実はその前に大事なことがあります。あなたの歯や歯茎の今の状態はどうでしょうか？
ある程度の年齢になりますと定期的に歯科へ行き、定期検診、お手入れなどを行う必要があります。
コロナ禍になって歯科へ行くのは・・・・とためらうこともあると思いますが
歯石の除去や歯周病のチェック、虫歯のチェックを行い
適切な治療をして口の中を良い状態にしておくことが重要です。

とは言っても、どうですか？私はあの歯科の椅子に座ると血圧が上がりそうになる程苦手です。
今までに神経を抜いたり、歯を抜いたりしたしんどい治療をしたことが思い出され
「行きたくない場所ベストテン」であることは間違いないのですが
それでも「麻酔の注射の上手な先生」「詳しく説明してくれる先生」
など、自分にとって行きやすい「かかりつけ医」を探してみることで
気軽に行けるようになるかもしれません。

そして、実はこれは高齢者だけの話ではなく
30代位からが大事と思っています。
30代、40代の子育てや仕事で忙しい時にはついつい自分のことは後回しになりがち。
しかし、歯のことはどんなに努力しても元通りにはならない。
虫歯の進行が進めば歯を失った理、骨まで溶けることもある。
歯並びだって若い頃は良くても歯を失ってしまった影響や歯茎の調子で歪んできて
ある日しっかり口の中を見たら大変なことになっている・・・と言うこともあります。
（これは自分の体験談）
治療は虫歯がひどくなればなるほどしんどい。
まだあまり深くなければさっと終わるし進行を遅らせることができる。
だから若いうちに口の中のことをケアすることがおすすめです。

そして、今は前のように「喋らなくても事が足りる」ではないですか。
前は「実際に会って顔を見て話す」「電話で話す」ことしか手段がなかったのに
「メール」「LINE」その他のツールが発展したせいで、圧倒的に会話数が減っている。
だからひょっとしたら今の若い世代が高齢者になったときは、今の高齢者が抱えている状況より
もっと深刻な状態かもしれません。
それほど「口周り」のことは、どんなに科学が発達しても、ITが生活を便利にしたとしても
「自分で動かないと」加齢による影響を一番大きく受けてしまうのです。

人生の時間はあっという間に過ぎます。
私も40代で主人が亡くなり、それから子供たちを抱えて一人前にするまで
昼夜なく働きましたが、やっぱり自分の事が後回しになってしまい
歯を含めた「口周り」のケアについてはもうすぐ60歳を迎える今になって
もうちょっとマメにケアをする必要があったのでは？と思っています。

まとまらない文章になったので後からリライトするかもしれませんが
要するに、今日から、できることをやっていくことをお勧めします。
年齢は関係なくです。
とりあえず、これから歯科の予約をします（笑）

詳しい口周りのトレーニング方法や歌でのトレーニングの方法は
https://mbp-japan.com/okayama/sotto-voce/column/5104384/
吉井江里音楽ちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCPDaHv4pHvdP7EaSqmld_Pw
一緒に歌えるような曲を演奏しています。