マイベストプロ岡山
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山の音楽教室・レッスン
  5. 吉井江里
  6. コラム一覧
  7. 生徒さんからの手紙「無い無い尽くしの戦後 昭和21年のあの日のこと」
吉井江里

歌って笑って元気になれる音楽指導のプロ

吉井江里(よしいえり) / 教師

ソット・ヴォーチェ

コラム

生徒さんからの手紙「無い無い尽くしの戦後 昭和21年のあの日のこと」

2022年1月13日 公開 / 2022年1月22日更新

テーマ:音楽雑記

コラムカテゴリ:趣味

コラムキーワード: ボーカルトレーニングボイストレーニング

ある生徒さんから2010年にいただいた手紙には戦争のことが書いてありました。

「戦争で街は焼けました。
歌うことすら忘れ
衣食住にも困り
もちろんラヂオもない。
無い無い尽くしの戦後でした。

敗戦の翌年の昭和21年。
アコーディオン奏者と歌手のお二人が焼け野原に立ち
その周りを人々が輪になって囲み
当時の歌を歌い
そして薄茶のざら紙にガリ板で刷った楽譜を販売され
それを見ながら新しい歌をおぼえ
活力を得たのです。

私?
もちろんまだあどけない子供だったのですよ。」

他にもこんな話を聞かせていただいた方が

「戦争中はもうつらくてつらくて・・・・
戦争が終わってから「リンゴの唄」を歌った時の喜びは忘れることができない。
あの時の感動は今も心に残ってる。」

私の母は83歳ですが、岡山空襲の時に祖母に手を引かれ
姉と妹と一緒に逃げたそうです。
途中でおばあさんが「もう死のう」と言って
川に入ろうとしたことや
布団を被って逃げたこと。
亡くなった父は空襲を受けた場所よりずっと離れた場所にいてそこから見ていて
「空が明るくなってきれいだった」と言ってました。
また、戦争中はいつもお腹が空いていて
食べられそうなものはなんでも食べた、ということも。

戦争が終わった昭和20年の12月。
引き上げてくる兵隊さんを待って待ってやっとその船が着くその日に
「里の秋」がラジオで流されたそうです。
この曲については詳しくはこちらに書いてあります。
【音楽コラム】童謡「里の秋」と戦争のこと

先日亡くなられた川田孝子さん。
彼女のお姉さんは里の秋を歌った川田正子さんですが
変声期を迎えた正子さんの後から歌った「見てござる」が
川田孝子さんの代表作になったそうです。

その頃の童謡はNHK(日本放送協会)の依頼で
「子供達の元気を取り戻せるような歌を」という注文だったようです。
戦時中は「音羽少国民合唱団」と名前を変更していた
「音羽ゆりかご会」の「海沼實」氏の作曲で
現在あまり子供に歌わせる機会がない歌となっているのですが
子供たちを見守る「お地蔵さん」「かかし」「からす」「お月さん」が歌詞に出てきています。
そういえば、私は歌ったことがなかったように思います。
習ったことも聴いたこともなかった。
また母と歌ってみようと思います。
きっと恐ろしい戦争が終わってから童謡をたくさん歌った世代だと思いますので。

ふき 収穫
毎年庭にフキがたくさん生えるので煮物にしたりお寿司に入れます。

youtube
blog
音楽コラム

この記事を書いたプロ

吉井江里

歌って笑って元気になれる音楽指導のプロ

吉井江里(ソット・ヴォーチェ)

Share

関連するコラム

吉井江里プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4147-4303

 

音を扱う仕事ですので電話に出られる時間は限られており、着信音も消していることが多いです。
メッセージを残していただければ折り返し連絡させていただきます。
なお、営業や勧誘の電話はご遠慮くださいませ。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉井江里

ソット・ヴォーチェ

担当吉井江里(よしいえり)

地図・アクセス

吉井江里プロのコンテンツ