コラム
ピアノの呼吸
2018年6月25日 公開 / 2018年6月28日更新
先日、イタリアの作曲家・ピアニスト・オーケストラ指揮者である
ジョバンニ・アレヴィのピアノソロコンサートに行きました。
曲と曲の間に観客に挨拶するのと同時に示した、彼のピアノへの感謝の仕草が印象的でした。
ほとんどのピアニストは自分の楽器を持ち込まないので、演奏会当日会場のピアノと調律師の方との
巡り合わせですね。いかに想いを通じ合わせるか…
ピアノの方も目の前に座っている弾き手のことがわかるんじゃないのかな、とふと思いました。
ピアノという楽器は堅牢な外観ですが、その材料は、木材、金属、フェルト、クロス、
獣皮合成樹脂、塗料などで、温度、湿度変化に影響される繊細な楽器です。
今の季節、お天気によってピアノの音色や鍵盤の重さの違いに気がつく場合があるかもしれません。
ピアノ本体の寿命を延ばし、タッチや調律を安定させるためにも、
ピアノのある部屋の湿度を一定に保つことが大切だと言われています。
室温20度の時に湿度50パーセントを基準に管理しましょう。
湿気のみならずその場の雰囲気や弾き手の気持ちまでも吸っているピアノ。
家族の一員として大切にしてあげてくださいね。
●6月20日更新ブログ
イタリアからジョバンニ・アレヴィがやってくる!?
●サロン・ド・アコール ピアノ教室 ホームページ
https://s-d-accord.com
関連するコラム
- ピアニッシモに思う事 2017-10-15
- ピアノと脳のイイ関係 2016-01-15
- 本番力は、本番で身につける 2017-10-25
- 2年後は「エリーゼのために」 2016-11-07
- 保護者の方とピアノ教本 2017-10-03
松浦容子プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。