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光畑浩美

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光畑浩美(みつはたひろみ)

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コラム

月刊ショパン連載:「大人ピアノ指導のコツ」 第11回・前半 性格に合わせた指導法 (男性編)

【高齢化社会のニーズとピアノ教室運営法】

2014年4月18日 / 2016年1月24日更新

大人ピアノ指導を目指す講師陣に、
私は、よくこの様な質問をされます。

「 このテキストは、どの位の期間で終わらせれば良いでしょうか? 」
「 どの程度の演奏で、合格とすれば良いのでしょうか? 」 と。

正直に申します。

私は、この質問が無意味に思えてなりません。

『 どうして相手も見ないで、そんな計画を立てることが出来るのでしょうか? 』
と、心の中で残念に思っています。 ( 顔は、たぶん苦笑い。 )

勿論、彼らは
 “ 一般的に ” という前提で、質問されていますから、
その点は承知しています。

しかし、あまりにも
『 効果的なレッスン法に、捕らわれすぎている 』 という気がしてなりません。

( そのような講師は大抵、メソッドを論じる事が大好きです。
しかし、実践・行動力に欠けるため、
大人ピアノ指導の 『 実績 』 は乏しい場合が多いです。 )

結論からお伝えします。
効果的なレッスンを、追いかけるばかりでは、駄目です。

理由は、いつもお伝えしていますが、
子供ピアノの目的は、 『 上達 』 ですが、
大人ピアノの目的は、 『 楽しみ 』 だからです。

ちょっと、草木を例に挙げてみましょう。

同じ “ 新緑 ” であっても、
『 子供は、小さな木からの “ 新緑 ” 』
『 大人は、大きな木からの “ 新緑 ” 』 
となります。

( 小さな木は、ある程度決まった生育法が必要ですが、
大きな木は、まず状態を把握することが必要。 )

ですから、大人ピアノ指導では、
『 先ずは、 “ その人自身を、受け止める ” 』 ことが最優先です。

                          美しい木々の、新緑。 
                      大人ピアノ指導では、メソッドよりも、
               『 先ずは、“ その人自身を受け止める ” 』 ことが最優先。

引き続き、現場に即した例を挙げながら、
実践に役立つ事のみを、お伝えしたいと思います。

さて今回は、
『 その11・前半 性格に合わせた 5タイプの指導法 (男性編) 』 について、
月刊ショパン連載記事の裏話をご紹介します。

こういった質問が掲載されています。

Q: 定年退職をされた男性が、「 趣味でピアノを楽しみたい! 」 
とおっしゃっています。
どのように接して指導すれば良いのか解らず、戸惑っています。 
何か解決策がありますか? 

確かに中高年男性は、
“ 独特な貫禄 ” がありますね。

会社役員などの経験者が多いのも事実。

黙って座っていると、ちょっと近寄りがたい印象がありますが、
実際には、非常に優しく素敵な方が多いです。








実際の現場で、いつも痛感することですが、
大人の男性は、“ 個性が強い ” です。

ですから、画一的なメソッドばかりではなく、
『 個性を尊重したレッスン法 』 が、どうしても欠かせません。

では代表的な例をお伝えします。
タイプは、5つあります。

■ まめまめタイプ
■ じっくりタイプ
■ ひっそりタイプ
■ まっしぐらタイプ
■ ぽかぽかタイプ

「 月刊ショパン 」 又は 『 らくらくピアノ認定講師養成講座 』 では、
それぞれのタイプ別に従い、

■ 演奏等の特徴 ( 練習の仕方・楽譜の扱い方・演奏のタッチ など )
■ 指導の留意点 ( 指導の声かけ・曲紹介・アレンジ など )

を詳しくお伝えしています。

■ まめまめタイプ

特徴: 髪型も服装もキッチリ整い、礼儀正しく言葉遣いが丁寧です。
練習曲も順番にこなす事を好む傾向にあります。
楽譜は、曲目別にインデックスなどで整頓されて、色分けなどの工夫があり、
本の橋が折れ曲がったりすることはありません。

演奏: 規則的なテンポで安定感がありますが、控えめな音量を好みます。

指導の留意点:
1) 無理な○○○や○○、○○○○○は避ける。
2) 練習は本人が決めている計画に耳を傾け、○○に合わせて○○○に進める。
3) ○○の言葉を多めに伝え、○○の○を汲み取る。
4) 過大な○○○○を求めすぎない。

■ じっくりタイプ

特徴: 周りとの協調性に優れ、誰とでも気軽に会話します。
練習は、他の人よりも進みすぎたり遅すぎたりすることを好まず、
日数をかけてじっくり取り組むことを基本とします。
楽譜は、特別な工夫もなくごく普通ですが、コツコツと努力した跡が伺えます。

演奏: 細やかな表現も、スケールの大きな表現も苦手としますが、
優しく温かみのある音色です。

指導留意点:
1) ○○の量は、少なめにする。
2) 進歩は、○よりも先に○○○○○○、○○○たりしないように配慮。
3) ○○をかけて○○○めるようにすると、安心に繋がります。

■ ひっそりタイプ

特徴: 静かな会話で服装なども、やや控えめの印象です。
練習は、深い知識と資料に強い関心があり、理想を高く持ちながら、
細やかに疑問を解決しつつ、継続的に取り組みます。
楽譜は、さまざまな曲を資料として持っていますが、
書き込みや使用感は、殆どありません。

演奏: CDなどを頭にイメージして弾きますが、他人から見ると、
何を弾いているのか解りづらい面があり、タッチが極めて弱い傾向にあります。

指導留意点:
1) マイペースで○○が高いため、○○の言葉を掛ける。
2) 底知れぬ○○○○に、○○○○付き合いながら指導。
3) 曲の○○や○○について、会話する時間を大切にする。

※申し訳ありませんが、○○○の言葉に関する、
「 大人ピアノ指導留意点 」 につきましては重要な点ですから、
皆様と直接お逢いし、『 らくらくピアノ認定講師養成講座 』 にて
さらに詳しくお話させていただきますね。

例えば、どんなに効果的な指導法であっても、
画一的な指導法で、 『 テキストを順番にこなす 』

を、相手を考慮せずに最優先しますと、

■ まめまめタイプ さんには、非常に効果的。
■ じっくりタイプ さんには、進歩が遅すぎたり早すぎると不安の種に。
■ ひっそりタイプ さんには、自分の好みに全く合わない指導に。

という結果に、なりかねません。

ですから、『 テキストの進め方 』 一つを考慮しても、
“ その人に合わせた指導法 ” が、不可欠となりますね。

せっかく、『 趣味で始めた、ピアノ 』。
個性に合わせて、末永く楽しんでいただきたいものですね。

『 与えることは最高の喜びだ。
あなたの関わり方によって、それは変わってくる。 』 - ウォルト・ディズニー -

次回は、続きをご紹介します。
どうぞお楽しみに!

一般社団法人 全日本らくらくピアノ協会
代表理事  光畑 浩美 

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