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松井朋美

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松井朋美(まついともみ) / 整理収納アドバイザー

整理収納サポート にこぴか 

コラム

【書籍感想】1日5分から、できる 片づけのレシピ

2020年3月23日

テーマ:片づけ本発掘

コラムカテゴリ:くらし

1日5分から、できる 片づけのレシピ
【1日5分から、できる 片づけのレシピ】
梶ヶ谷陽子 著


この本は、家の中を細かく区切って少しずつ家を整えていこう・・・という内容になっています。


まずは基本的な理念と片づけの前の考え方の説明。
その後Part1からPart3までのテーマ別へと続きます。


Part1は「整理と収納のレシピ」
(場所別の整理のポイントと収納のアドバイスについて。)

・キッチン
・リビング
・クローゼット
・サニタリー
・玄関
・その他(化粧品、子どものモノなど)

という6つの場所に分けて、整理と収納のポイントについて説明してくださっています。


場所別の整理については、どの場所も基本的には「全部出す」ことから始めるのですが。
各場所の見落としがちな部分や整理するときの考え方のアドバイスを詳しく説明してくださっています。


同じ場所での「全部出す」→「整理する」という作業でも、家庭によってその判断基準は違ってくるもの。

その違いに対して「判断の基準をどこに置いたらいいのか?」ということが分かりやすいので、初めての方でもサクサクと作業が進められるのではないでしょうか。


そして収納については、1つのパターンだけではなくて複数のパターンの収納方法を提案してくださっているため、読んだ方がそれぞれご自身の性格や生活スタイルに合わせて選べるようになっています。
(しかも全部写真付き!これが分かりやすい!!)


ただ、これらの収納方法がアイデアの全てではありませんのでね。

この本に載っている方法でうまくいかなかったからといって、失敗でもなければあなたが悪いわけでもありません。

あくまでも「考え方の参考にする」というくらいの気持ちで活用されるといいかと思います。


Part2は「整理・収納・片づけのきほん」
(整理収納に関する説明やアドバイスなど)

最初に簡単なテストで片づかない原因が分かる「整理収納タイプ診断」と「整理力」「収納力」それぞれどのくらいのレベルなのかが分かるようになっています。
(お片づけのプロとしては結果がドキドキするところです。)


そして整理収納を進める中でつまづきやすいポイントや「あるある」なシーンについての解説。

そのどれもが「ああしなさい」「こうしなさい」という言い切り型の表現ではなくてですね。
「分かっているけどできない」という気持ちに寄り添いながらも大切なことはキッパリ!という感じなので、「だよねぇ~・・・」と、納得せざるを得ない。

片づけのつまづきポイントが分かりやすいので、やるべきことも分かりやすいです。


Part3は「お宅訪問!わが家の片づけレシピ」
(一般の方の整理収納実例)

最後は一般募集で寄せられた整理収納実例の紹介です。

個性的な5家族の整理収納実例は、どれもその家オリジナルの「片づけレシピ」がありました。


ただモノを減らせばいいってもんじゃない。
おしゃれな収納だけが正解じゃない。


そんな当たり前のことを改めて思い出させてくれる実例の数々は、見ているだけでその家の空気感が伝わってくるようでした。


この本のタイトルの「1日5分」というのは、「1日5分だけがんばれば片づくよ」ということではなくて「1日5分だけでも続ければ片づくよ」という意味なのかなと。


忙しい暮らしの中、クローゼットの中を全部出して整理するのはハードルが高いけど、ペン立て1つならがんばれるかもしれない。

その作業に必要な時間が、5分。

その5分の積み重ねが大事なんだと思います。


「たった5分だけじゃあ、何も変わらない。」
じゃなくて

「5分だけでも続ければ、何かが変わる。」
ということを教えてくれる1冊でした。


・毎日忙しく、隙間時間に片づけを進めたい方
・一気にやると疲れる方
・我が家に合った収納方法の選び方が知りたい方
・どうして片づけがうまくいかないかを知りたい方

という方におすすめの1冊です。


参考記事
片づけ本、どれを選んだらいい?

この記事を書いたプロ

松井朋美

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松井朋美(整理収納サポート にこぴか )

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