コラム一覧:相続(遺産分割篇)
もっと分かりやすい解説を! 第2 遺産収益問題
2016-04-27
家事審判官「次に進みますが,マンションから発生した家賃の扱いについても問題になっているようですが,どういうことでしょうか?」乙「母が亡くなった後,遺産であるマンションは甲が管理し,甲がマンション...
もっと分かりやすい解説を! 第1 使途不明金問題
2016-04-26
家事審判官「私は,家事審判官のAといいます。この件は,使途不明金の存否を巡る争いのために調停成立の見込みがない,という理由で,私の方に回ってきました。そこで,私が暫くの間,単独で調停を進めさせてい...
他の相続人名義の財産を,遺産だと主張する相続人
2016-04-23
1 遺産の帰属性に争いがある財産は,原則として,遺産分割の対象にできない相続人の一人である妻名義の不動産を,亡父の遺産だから,遺産分割の対象に入れるべきだ,というような,他の相続人名義の財産を,遺...
遺産はまだあるはずだ,と主張する相続人が出た場合
2016-04-22
1 遺産分割にどう関係するか?“まだあるはずだ”という遺産が預金の場合,預金は遺産分割の対象にならず,遺産分割の影響を与えませんので,その預金は除外して遺産分割をすることは可能です。ただし,その預金...
遺産分割における付随問題⑦ 祭祀の承継問題
2016-04-20
1 跡取り 俺はこの家の跡取りだから,長男だから,という理由で,多くの遺産が分けてもらえると考える相続人が,現実に今もいますが,跡取り,つまりは,祭祀の承継者になることが,直ちに相続分を増やしても...
遺産分割における付随問題⑥ 遺言書の効力問題
2016-04-19
1 被相続人が残した遺言書は,遺言書を書く能力のない時に書いたもので無効という問題 遺言書が,全遺産について,分割の必要がないほどの書き方がされている場合は,通常,遺産分割の必要は生じませんが,遺...
遺産分割における付随問題⑤ 老親の介護や扶養問題
2016-04-18
1 介護・扶養を理由とする多めの遺産分割の要求 父が亡くなり、母と複数の子が相続人になるケースで、子の一人が、老齢の母の介護や扶養をするので、自分の相続分を多く、母を含む他の相続人の相続分を少なくす...
遺産分割における付随問題④ 葬儀費用問題
2016-04-17
1 葬儀費用の範囲 一般に,葬儀費用とは,狭義の葬式である①追悼儀式である通夜,告別式の費用,➁これらに参列した人の飲食代,③遺骸の火葬及び④納骨代は含まれるが,墓地の購入代金,葬儀後の見舞客の接待費...
遺産分割における付随問題③ 同族会社の経営権問題
2016-04-16
1 自社株 いわゆる「自社株」というのは,被相続人が経営していた会社の株式のことです。これは,遺言書で取得者を決めていない場合は,当然遺産分割の対象になります。2 相続人が以前から持っている自社株...
遺産分割における付随問題➁ 遺産収益問題
2016-04-15
1 遺産収益とは, 遺産収益とは,遺産の中に賃料債権などの収益(「法定果実」といいます。)が生ずる財産(例えば,賃貸用マンション)がある場合に,その財産から生ずる家賃などの収益のことをいいます。2...
何故,遺産分割の調停が,こんなにも遅れたのか?
2016-04-08
1 調停申立てから調停成立までに10年かかった事件(1)事件被相続人は会社経営者で,平成14年に死亡し,相続が開始しました。相続人は,妻と長男と長女。妻と長女は利害が一致。結局,妻・長女対長男という対...
遺産分割調停・審判からの排除決定について
2016-03-23
1 遺産分割の審判や調停手続からの排除 家事事件手続法第43条は「家庭裁判所は、当事者となる資格を有しない者及び当事者である資格を喪失した者を家事審判の手続から排除することができる。」と規定していま...
遺産分割⑭ 特別受益の持戻し免除の黙示の意思表示が認められる場合とは?
2015-02-20
東京高等裁判所平成9年6月26日決定の事案を紹介します。1,特別受益の内容長男(抗告人) 長男に対しては,結婚するに際して,××丁目の土地に家を建てて居住させ,昭和44年に××丁目の土地で始めていた園芸店...
遺産分割⑬ 持戻し計算がなされる特別受益の範囲
2015-02-19
遺産分割をする際,持戻し計算される特別受益は,生前贈与と遺贈(「相続させる」遺言による相続を含む。)になりますが,このうちの生前贈与は,①婚姻又は養子縁組のための贈与及び➁生計の資本としての贈与です...
遺産分割⑤ 家庭裁判所の審判に対する不服申立と再度の考案
2015-02-10
1,不服申立制度(1)二審遺産分割や寄与分を定める処分である審判に対する不服申立ての方法は,即時抗告です。家事事件手続法85条1項は,「審判に対しては、特別の定めがある場合に限り、即時抗告をすること...
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