コラム一覧:事業の承継
事業の承継9 経営の才は、経綸の才に通ず
2016-06-03
保科正之の話を続けます。正之は、会津藩主でしたが、江戸城に詰めきりで、幕府の民政に数々の優れた業績を残します。明暦の大火(めいれきのたいか)の際、当時は火消制度も整備されておらず、そのままでは米...
事業の承継8 後継者教育と教育者
2016-06-02
徳川三代将軍家光は,庶腹の弟である保科正之に,四代将軍になる家綱の補弼(ほひつ=補佐)のみならず,教育一切を託します。いわゆる託孤の遺命(たくこのいめい)です。 そこで,保科正之は,朱子学の権...
事業の承継7 もう一人の娘婿
2016-06-01
前回,前々回とも,後継者に娘婿を充てたことのマイナスイメージをお話しましたが,プラスイメージの話も,無論,たくさんあります。その一つ。 同じ事業目的の会社を二社有していた経営者が,一社を長男...
事業の承継6 野心家に気をつけるべし
2016-05-31
リア王の家来であるグロスター伯の庶子エドマンドは、父を欺し、嫡子である異母兄エドガーの追放に成功し、伯爵家の跡継ぎに納まりますが、それには飽き足らず、「若い者が頭を持ち上げるのは、年寄りが倒れた...
事業の承継5 事業を承継する者,実力を養うべし!
2016-05-30
事業の承継者は,何を承継したいのか?いつ承継したいのか?事業の承継をするにふさわしい実力の涵養は,どのようにしてするのか?を明確に意識することは重要です。そして,経営者が期待する実力の涵養に努め...
事業の承継4 何を承継させたいのか?
2016-05-28
もし,後継者が,イソップの寓話「三人のレンガ職人」の一人目のように,ひび割れた両手を見せながら,日がな一日のレンガ積みの仕事の苦しさを訴えるような人間なら,“事業の承継など,やめなはれ!”と言ってあ...
事業の承継3 何故,経営者は,小説「徳川家康」を読むのか?
2016-05-27
苦しみよ!不幸よ!汝らは決して悪いものではない。 苦しみや不幸の経験は、その原因を教えてくれ,かつ,その打開の方法を考えさせてくれる。 人に,学問があれば,この知識と知恵から,哲学が生まれる...
事業の譲渡2の補足 議決権を握り続けること
2016-05-26
出来の悪い子(後継者)が代表取締役になった場合で,まだ自分(親)の目の黒いうちは会社支配権を譲りたくないと思うときの方法ですが,1 普通株式なら過半数の株式を保有すること これがあれば,子であ...
事業の譲渡1の補足 会社分割その他
2016-05-25
一つの会社の経営者が,二人の子甲及び乙に会社を承継させたい。少なくとも,甲に会社を承継させても,乙にも会社の取締役にして役員報酬を受け取らせたいなどの希望をかなえる方策1 会社の分割一つの会社...
事業の承継2 最悪の後継者 ー リア王の轍を踏むなかれ
2016-05-24
シェークスピアの四大悲劇の一つ「リア王」は、ブリテン王国を三つに分割して、三人の娘に後を継がせようとし、三人それぞれの考えを尋ねます。 長女のグルネリと次女のリーガンは、口に蜜、肚に剣をもって...
事業の承継1 ロスチャイルド家の5本の矢に学ぶべし
2016-05-23
一つの会社に,二人の覇気横溢した息子がいるという場合,しかも,いずれもが,われ王とならん,王佐の才は持ち合わさぬ,と考えている場合,このような会社の経営者は,喜ぶべし,です。この場合は,「ロス...
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